中国が真の超大国になるにはソフトパワーの強化が必須―SP紙

Record China    2012年11月10日(土) 14時58分

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7日、シンガポールの華字紙・聯合早報はこのほど、ソフトパワーの強化が中国の今後10年間の課題であり、その達成によって中国は国際社会において少ない労力で大きな成果を上げることができ、真の超大国になれると説いた。資料写真。

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2012年11月7日、シンガポールの華字紙・聯合早報はこのほど、ソフトパワーの強化が中国の今後10年間の課題であり、その達成によって中国は国際社会において少ない労力で大きな成果を上げることができ、真の超大国になれると説いた。

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過去10年間、経済成長が中国の国際社会における地位を引き上げた。中国経済の著しい発展は各国の中国に対する理解の強化を“使命”とさせ、中国語を学ぶ中国人以外の人数は世界で1億人にも達している。しかし一方で、中国の急速な発展は日米欧やインド、並びに安全保障上で脅威を感じている中国周辺の国々に対して、中国排斥の感情を抱かせている。

こうした状況に対し、シドニー大学中国研究センターのブラウン教授は「中国は世界との意思疎通の方法を再考すべきである」とし、「中国は正面から他国を説得し、支持を勝ち取る必要がある。新たな国際ルールの制定に貢献し、より深く関わり、グローバル化の過程により有意義に参加する必要がある」と指摘した。

さらに、「中国経済の成長に伴い、その利益は世界全体に関連しており、中国は自らを局外に置くことが難しくなってきている。一方で、中国に対する期待も高まっており、中国は国際社会でより重要な役割を演じざるを得ず、中国には選択の余地がない」と分析した。

今後10年間はソフトパワーの強化が中国の外交政策にとって課題となるが、長期的に見れば、ソフトパワーを含めた国力の増強は中国に外交的な優位性をもたらし、米国やアジア諸国も妥協せざるを得なくなるだろう。(翻訳・編集/HA)

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