2018年11月14日、環球時報は、超高級腕時計を着用しているとの指摘を受けた韓国政府高官が、「模造品だ」と釈明したとする韓国メディアの報道を伝えた。

記事は、韓国紙・東亜日報の13日付報道を引用。今月7日に開かれた韓国国会予算決算特別委員会の会議で来年の予算報告審議が行われた際、大臣格である崔鐘球（チェ・ジョング）金融委員長が身に付けていた腕時計に注目が集まったとした。

腕時計はスイスの有名ブランド、ヴァシュロン・コンスタンタンのものとされ、本物であれば市価は1億ウォン（約1000万円）であると紹介。通常、韓国の一般公職者は「超」がつくほどの高級品を買うのが難しいとした上で、現場にいた政府関係者から「もし正規品ならば、公職者が申請する財産リストに書き込むべきだ」との声が出たと伝えている。

この騒動に対して崔氏は8日「あの腕時計は2007年にカンボジア出張した際、街で30米ドル（約3400円）で購入したもの。今月に入るまで、ブランドもの（の模造品）だとは知らなかった」と釈明。大臣クラスの官僚がどうして模造品を身に付けていたのかとの質問には「時報機能が正確で、何度もベルトを換えて使うほど大事にしてきた」と語っているという。（翻訳・編集/川尻）