【CRI時評】輸入博と「ダブルイレブン」、中国の消費ランクアップの時代が到来

CRI online    2018年11月12日(月) 23時15分

拡大

 第1回輸入博覧会では、最新の統計によれば578.3億ドルの商談がまとまった。続いて、電子商取引プラットフォームの天猫(Tmall)は、11月11日の「ダブルイレブン(独身の日)」で2135億元(307億ドル)の売り上げ記録を樹立した。このような旺盛な購買力は、中国における消費市...

(1 / 2 枚)

 第1回輸入博覧会では、最新の統計によれば578.3億ドルの商談がまとまった。続いて、電子商取引プラットフォームの天猫(Tmall)は、11月11日の「ダブルイレブン(独身の日)」で2135億元(307億ドル)の売り上げ記録を樹立した。このような旺盛な購買力は、中国における消費市場の巨大な潜在力を顕示しているだけでなく、ハイエンド化や個性化、多元化という消費のランクアップの時代がすでに到来したことを示している。

その他の写真

 ネットにおける「ダブルイレブン」の販促活動は2009年11月11日に端を発する。10年の発展を経て、「ダブルイレブン」は全世界が参加する最大規模の「ショッピング・カーニバル」となり、中国の消費市場のバロメーターともみなされるようになった。今年の「ダブルイレブン」では、世界各地のユーザーが速売通(アリエクスプレス)、ラザダ、ダラズという三大プラットフォームを通じて、中国の消費者と共にショッピング合戦に加わった。このようなショッピングの熱気のもと、今年のショッピング祭りで成約額が1000億元を突破したのは始まってから2時間も経過しないうちで、昨年に比べて7時間も早かった。

 今年の「ダブルイレブン」がこれまでと違っていたのは、上海で開催された第1回中国輸入博覧会が1日前に閉幕したばかりだったことだ。中国内外から来た40万人を超えるバイヤーの巨大な購買能力は、「ダブルイレブン」でも続けて解き放されることになった。そのことにより、10年目となった「ショッピング・カーニバル」では「グローバル化」の色彩がより鮮明に示され、中国人により高品質な消費体験をもたらすことになった。

 天猫国際(Tmallグローバル)を例とするなら、今年の「ダブルイレブン」では75の国と地域からの2万種近い海外ブランドが参加して販促発動を行った。メキシコのアボカド、アルゼンチンの赤エビ、デンマークのサーモンなど、海外の質のすぐれた農産品が大人気だった。ロボット掃除機、高級加湿器、スマートロックなどの機器も爆発的な売れ行きだった。健康診断、美容整形、口腔関連などの医療サービスの成約額も前年同期を上回った……「自宅外に足を運ばず、全世界から買う」はまさに、中国人の消費をランクアップさせる一種の生活方式となった。

 それ以外にも、今年の「ダブルイレブン」ショッピング祭りには鮮明な特徴があった。すなわち、オンラインとオフラインの融合により、実体店舗にも巨大なチャンスをもたらしたことだ。例えば「ダブルイレブン」の当日、中国の家具類ブランド「居然之家」のオフラインの実体店舗266カ所の売上高は午後1時9分に100億元を突破した。デジタル経済時代にあって、この種のオンラインとオフラインを融合させたモデルはまさに、消費市場に対する重要なルートになっており、多様化と個性化という人々の消費需要を満足させるために役だっている。

 統計データによれば、今年の第1―3四半期(1―9月)において、中国国民の最終消費支出の経済成長全体に対する貢献度は78%で、前年同期を14ポイント上回った。消費はすでに、中国経済の高品質な発展のための重要な支柱になっている。もし、第1回輸入博が世界に向けて中国の消費市場を開拓するための大きな門戸を新たに開いたと言うならば、「ダブルイレブン」が売上高の記録を作ったということは、人々に対してこの門戸の内部にある消費のランクアップに対する旺盛な需要と、中国市場の巨大な潜在力をさらに一歩進んで見せたことになる。今後15年間で、中国の商品貿易輸入額は30兆ドル超、サービス貿易輸入額は10兆ドルになり、すばらしい生活に対する人民の求めをさらによく満足させると予測されている。この種の開放された柔軟な「売買」の過程を通じて、中国はまさに、世界経済をさらに力強く成長させるエンジンとなるのだ。(CRI論説員 盛玉紅)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携