「消費大国にまい進」、「独身の日」振り返り中国メディア、貿易赤字問題視する米国念頭に意義強調

配信日時:2018年11月17日(土) 7時50分
中国メディア、貿易赤字問題視する米国念頭に意義強調
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中国で一大セールが展開される11日の「独身の日」について、中国メディアは「消費大国へまい進」と総括。貿易赤字を問題視する米国を念頭に「中国の消費者と世界のメーカーが共に楽しむイベント」と強調している。写真は中国のアリババの「独身の日」のセール。
中国で一大セールが展開される11日の「独身の日」を振り返り、中国メディアは「消費大国へまい進」と総括している。1日の取扱高は過去最高の2135億元(約3兆5000億円)。中国との貿易赤字を問題視する米国を念頭に、「中国の消費者と世界のメーカーが共に楽しむイベント」と、その意義を強調している。

「独身の日」は2009年に電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴(アリババ)が始めてから、今年で10年目を迎えた。2月の春節(旧正月)、10月の国慶節(建国記念日)休日と並ぶ中国の三大行事にも数えられる。

アリババの今回の取引額は100億元(約1600億円)突破が開始から2分5秒後。14年のセール日の取引額(571億元。約9350億円)を超えたのは同34分17秒後で、1000億元(約1兆6000億円)突破は昨年より7時間以上早い1時間47分26秒後だった。最終的な取引額は2135億元と初の2000億元台を達成した。

今年の「独身の日」には中国と世界の18万のブランドが参加した。インターネット上で世界最大の売り上げを記録する日でもあり、今年の売り上げは米国などで大規模商戦の日として知られるブラック・フライデー(11月の第4木曜日の翌日)とサイバー・マンデー(11月の第4木曜日の次の月曜日)の売上額合計も及ばないとみられる。

中国網は「独身の日」を取り上げた記事で「中国内外で近ごろ、中国経済の持続的発展における輸入要素が注目されている」と指摘。「これは主に経済強国が生産強国であると同時に、消費強国でもあるためである」と説明する。

さらに「中国人の消費能力の向上に伴い、世界最大の発展途上国である中国のグローバル経済ガバナンスにおける発言権は高まり、それにより世界貿易構造は多極化し、中米関係も変化するとみられる」と言及。「米国は中国の消費のおかげで雇用を増やし、多くの利益を得ている。中国は貿易の均衡により中米関係を形成する能力を高める」と論じている。

その上で「世界が良くなって初めて中国も良くなり、中国が良ければ、世界はもっと良くなる」と誇示。「世界の消費者が必要とするものを中国が生産していた状況から、中国の消費者が購入するものを世界が生産するようになり、この変化は中国のグローバル経済けん引力の向上を暗示している」と強調している。

アリババのまとめによると、日本は越境ECにおける国・地域別流通総額ランキングで1位となり、2~10位には米国、韓国、オーストラリア、ドイツ、英国、フランス、スペイン、ニュージーランド、イタリアが入った。

日本の1位は3年連続。輸入ブランド流通総額ランキングでは「ムーニー」(ユニ・チャーム)、「花王」がそれぞれ2位と3位にランクイン。サントリーのウイスキー「響」(限定版)がセール開始から3秒で売り切れるという勢いも見られるなど、「独身の日」の恩恵に大いにあずかっている。(編集/日向)
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