「南北会談、時間と形式こだわらない」正面突破の文大統領に韓国ネットから懸念の声

Record China    2019年4月16日(火) 16時50分

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15日、韓国・京郷新聞によると、韓国の文在寅大統領が南北首脳会談開催への意欲を示した。写真は南北軍事境界線。

2019年4月15日、韓国・京郷新聞によると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が南北首脳会談開催への意欲を示した。

記事によると、文大統領は韓国大統領府で行われた会議で「金正恩(キム・ジョンウン)委員長は(昨年12月の最高人民会議の)施政演説で朝鮮半島の非核化と平和構築への確固たる意志を繰り返し明確にし、米朝対話の再開と第3次米朝首脳会談の意思を明らかにした」とし、「北朝鮮の準備が整い次第、時間や形式にはこだわらず、南と北が向かい合って2度の米朝首脳会談以上に進展した成果を得るための案を具体的に実質的に話し合いたい」との考えを示した。

記事は「金委員長とドナルド・トランプ大統領が第3次米朝首脳会談をする用意があると明らかにしたことを受け、文大統領が公式に第4次南北首脳会談を提案したもの」とし、「米朝間の立場の違いや、『お節介な仲裁者、促進者のまねをするのではなく、民族の利益を擁護する当事者になれ』という金委員長の施政演説など、難しい条件があるにもかかわらず、非核化交渉の軌道に早急に進入するため正面突破に出たものとみられる」と説明している。

また、文大統領は「平和を完成させ、繁栄と統一に続く道を必ず実現するという全国民の願いと言う歴史的使命意識を持ち、揺らぐことなく進んでいく」と強調したという。

これについて韓国のネットユーザーからは「片思いが執着に変わってしまった」「お節介はやめてと金北朝鮮に言われたのに」「場所や形式は大事。国民の感情も考えて」「無能なのに一生懸命な人が一番危険。まさに文大統領だ」「会った何をする?。北朝鮮が核を放棄しければ解決しない問題なのに、核はそのままで支援だけ約束してきそう」「北朝鮮以外の問題には関心がないの?」「その前に市民経済を生き返らせて」など、北朝鮮の非核化問題で「スピード調節」を求める声が寄せられている。

一方で「そうやって頻繁に会えば解決する」「民族の平和のために努力し続ける文大統領は素晴らしい」「われわれは統一を恐れてはならない」など支持する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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