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朝鮮戦争開戦70年、韓国の世論調査結果に専門家警鐘「“忘れられた戦争”になりかねない」

配信日時:2020年6月24日(水) 22時0分
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24日、韓国・中央日報は、朝鮮戦争が25日に開戦から70年を迎えるのを前に行った世論調査の結果について報じた。写真は朝鮮戦争休戦協定。

2020年6月24日、韓国・中央日報は、朝鮮戦争が25日に開戦から70年を迎えるのを前に行った世論調査の結果について報じた。この戦争の最大の責任は「北朝鮮にある」との回答は56.9%で半数を超えた。

世論調査は、同紙が、「6・25戦争(朝鮮戦争)70周年事業推進委員会」と韓国政治学会との合同で実施。実際の調査は世論調査会社の韓国ギャラップに依頼し、1012人を対象に行われた。

朝鮮戦争の最大の責任はどの国にあるかを聞いたところ、北朝鮮を挙げた人は56.9%と最も多く、南北(北朝鮮と韓国)11.8%、米国9.6%、旧ソ連6.8%、中国4.8%、韓国1.2%だった。北朝鮮と答えた人を世代別に比較すると、20代は44.1%だったのに対し、60~70代は71.6%に上り、27.5ポイントの差が見られた。

また、韓国の国民の73.9%は朝鮮戦争がいつ起きたのかを「知っている」と答えた一方、開戦が「1950年」と正確に把握している人は64.3%だった。3.7%は日本の植民地支配から解放された「1945年」と答え、26.1%は「知らない」と回答した。

今回、世論調査を行うにあたり設問を作った、韓国政治学会所属の慶北(キョンブク)大学政治外交学科のオム・ギホン教授は「50代の人の場合、6・25戦争を直接経験した親の世代から伝え聞いている。世代が若くなるほど戦争経験世代と遠くなり、正確な認識ができていない」と分析した。その上で、米国では朝鮮戦争が「忘れられた戦争」と表現されることから、「6・25戦争を次の世代にきちんと教えなければ、韓国でも米国が呼ぶように『忘れられた戦争』になりかねない」と話した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは、朝鮮戦争について「戦争は朝鮮半島で起こったけれど、参戦した全ての国に責任がある」「南北間の戦争を超えたソ連と米国の理念の争いだ」などの意見が上がっている。

また、朝鮮戦争の開戦年を「知らない」と答えた人の割合が26.1%だったことなど、調査結果を受けて「最近の学生は歴史教育をきちんと受けてないから、知らないことばかり」「歴史を忘れた民族に明日はない」「歴史を忘れれば歴史は繰り返す」などと警鐘を鳴らす声も多く上がっている。(翻訳・編集/関)

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