Record China 2018年11月13日(火) 5時30分
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中国が「空中の南水北調」を計画していると香港メディアが報じた。西部上空の水蒸気を北京周辺へ運ぶという。写真は北京の上空。
2018年11月11日、参考消息(電子版)によると、中国が「空中の南水北調」を計画していると香港メディア・亜州時報が報じた。
南水北調は南部・長江流域の水資源を北部に送る巨大運河プロジェクトだが、首都・北京の水道水や華北地方一帯のかんがい用水の需要が増大する中、専門家と気象学者が「天河プロジェクト」に着手したという。
政府公式メディアが伝えたところによると、天河プロジェクトは西部の降雨の多い省上空の水蒸気を北京とその周辺地域に運び、衛星リモートセンシングやロケットでの触媒打ち上げで降雨を制御し、冬季の干ばつを抑制するというもの。
中国科学院は2020年までに観測機器を搭載した天河衛星の打ち上げを予定している。将来的には衛星6機を組み合わせた衛星群で水蒸気の「空中回廊」を作り出すという。(翻訳・編集/岡田)
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