2019年11月12日、環球網は、中国企業は約束を守るのでリピート客を獲得しているとする記事を掲載した。

記事はまず、第2回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日まで上海で開催され、155の国・地域と26の国際組織が参加したことを紹介。「国際世論は、第2回中国国際輸入博覧会が不安定で不確実なグローバル経済に活力と動力を注入するものとなったと見なしている」と伝えた。

さらに、「昨年の第1回中国輸入博覧会で、中国は関係する国と98のプロジェクトについて合意に達し、23のプロジェクトについてはすでに完了。47のプロジェクトについては現在積極的に進められており、28のプロジェクトについてさらに推進させているところだ」と紹介。「中国は約束を守ると世界の人々に深い印象を与えた」と自賛した。

その上で、ロシア新聞が「中国は約束を守ることを重視しており、対外的に実際的な行動をとることで多国間主義と世界的な自由貿易の秩序を擁護している」と評価したことを紹介。ロシア新聞は、同博覧会について「独特な風見鶏になっている」と評し、「中国の対外的開放政策を指し示すものになっている」とした。そして、「昨年の国際輸入博覧会で習近平（シー・ジンピン）主席が、対外開放政を拡大する新政策を宣言して以降、すべての約束を実行した」と指摘。「これにより、ますます多くの海外メーカーが積極的に中国市場へ進出するチャンスを探るようになった」と伝えた。

環球網はさらに米メディアのCNBCの報道を引用し、米中貿易全国委員会の副会長が「昨年中国国際輸入博覧会に参加した米国企業から、積極的なフィードバックが寄せられている」「中国は昨年の輸入博覧会を通して決定した大量の買い付けをすべて十分に実行している」「これらのビジネスチャンスは、米中貿易委員会の会員の貿易博覧会に対する興味を高めた」などと語ったことを伝えている。（翻訳・編集/山中）