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SARSと金融危機を乗り越えた、中国の「消火隊長」王岐山副首相―英紙

配信日時:2012年11月14日(水) 14時32分
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2日、英紙は王岐山副首相を「中国の消火隊長」として、その人物像と功績を紹介した。
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2012年11月2日、英紙フィナンシャル・タイムズ(中国語電子版)は「中国の『消火隊長』王岐山氏」と題した記事を掲載した。

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王岐山(ワン・チーシャン)副首相が「消火隊長」と呼ばれるきっかけの1つは、1990年代末に広東省で行った巨額債務の処理である。王岐山氏は広東省副省長に任命され、外国債権者との交渉にあたった。債務の支払いを迫る債権者に対し、破産宣告をすることで中国政府の債務肩代わりを拒否。債権者は巨額の損失を受け入れるしかなかった。さらに、広東省の経済成長条件を強化するために国有資産の統合を監督した。

2003年、当時の北京市長が新型肺炎SARSの隠蔽問題により引責辞任すると、王岐山氏が北京市長に任命された。市長就任後、王氏が最初に取った行動は死亡者と発症者の正確な人数の報告である。「1は1、2は2だ。軍隊に無駄話の余地はない!」と独特の言い回しで市政府関係者に迫った。

広東省での金融危機と北京市でのSARS危機を見事に乗り越えたことから、王岐山氏は「消火隊長」の称号を獲得した。

王岐山氏の義父は姚依林(ヤオ・イーリン)元副首相。このため「太子党(中国共産党高級官僚の子弟で特権的地位にいる者)」とみなされることも。多くの中国指導者が発言時に原稿を読むのに対し、王氏はこれを嫌い、自分の言葉で発言することを好む。ジョーク好きでもあり、外国人からは親しみやすい人物と評価されているが、こうした性格が共産党中央での評価を下げているとの見方もある。王氏を支持する党幹部は多いが、「傲慢で独裁的」と批判する声もある。また、王氏は全国人民代表大会主席団常務主席の座を望んでいるとの噂も流れている。(翻訳・編集/本郷)

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