中国国際輸入博覧会で世界各地のバイヤー・企業が活発な取引

人民網日本語版    2018年11月10日(土) 0時0分

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開催中の第1回中国国際輸入博覧会では、世界各地のバイヤーや出展企業が実にたくさんの成果を上げているとみられる。

11月8日、輸入博覧会のドイツの食品グループの展示コーナーで、ドイツ製フランクフルト焼きに来場者が舌鼓を打っていた。(撮影:翁奇羽)

開催中の第1回中国国際輸入博覧会では、世界各地のバイヤーや出展企業が実にたくさんの成果を上げているとみられる。

「標籤貝寧生産販売公司」のブルーノ・ジニドウ社長は取材に対し、「博覧会に出展してまだ3日目だが、興味のある中国のバイヤー15社と接触し、意向の合意書8件に調印した。上海に来て本当によかった。来年の博覧会は自分だけでなく、知り合いの企業にも来るようすすめたいし、より質の高い当社製品を中国に持ってくる」と述べた。

ウルグアイのアンビル牧場の販売担当代表は取材に対し、「ここ数日、毎日10人以上の来場者に接した。みんなウルグアイの牛肉製品に非常に興味を示し、おまけに非常に詳しかった。たとえば牛のもも肉はどんな状態かとか、輸送中に品質をどのように保証するかなどを聞かれた。中国の人々は生活レベルが急速に向上し、よりよい品質の製品を消費したいと考えている。うちの牧場の肉の半分は中国に輸出されているが、まだまだ掘り起こせる潜在力はあると思う。博覧会は真の国際貿易のプラットフォームを作ってくれた」と述べた。

サービス貿易ブロックに行くと、ドイツの認証機関テュフ・ラインランドグループの展示台が、海南省の中南標品質科学研究院の一行に対応していた。海南自由貿易区は新エネルギー車の発展に力を入れる計画を立て、将来は25キロメートルごとに急速充電ステーションを設置したいとしている。同研究院は、電気自動車(EV)や自動車用充電スタンドの検査や取り付けの技術標準の制定をめぐって商談を希望していた。

同グループ中華圏商用・工業製品サービス担当副社長は、「まるまる2時間は話をして、すりあわせしなければならない問題がまだたくさんあると感じた。中国企業は製品の生産から標準の制定に関わる段階へと徐々に発展している。弊社は第三者品質検査・標準制定サービス企業として、中国企業により多くの支援を提供したい」と述べた。

西安欧速輸出入貿易公司の趙翔宇さんは、日本の化粧品メーカー花印の展示ブースのところで同社の徐超販売ディレクターと話し始めたと思ったら、すぐに注文書にサインした。「このクレンジングローション、フェイスマスク、洗顔クリームはネットで有名な人気商品で、まとまった量を買おうと思っていた」という。

趙さんは30代前半で、同公司は創業から3年で売上高が5千万元(1元は約16.4円)に達した。博覧会への参加について、「来た甲斐があった。これまでの輸入商品を買い付けるには、代理店を通さなければならず、情報の非対称性、高いコスト、低い効率などの問題があった。今はたくさんの輸入ブランドと直接接触して、最新の情報を手に入れることができる」と述べた。

また趙さんは、「今回買い付けた化粧品は、日本で製造され、船で運ばれて天津に到着すると、通関手続きは必要なく、国際定期貨物列車『中欧班列』の『長安号』に直接積み込まれ、海上と陸路の中継輸送で運ばれ、最短時間で西安の保税港に到着する。日本からの輸入商品を西安経由で欧州に輸出したい。『一帯一路』(the Belt and Road)』に乗せて、日本の商品を欧州市場まで輸出したい」という。

中国機械工業集団有限公司傘下の蘇美達国際技術貿易有限公司の胡海浄社長は、「このたびは多くの優れた貿易サービス企業に接触した。日本の水上輸送企業とも知り合うことができた。この企業は欧州航路、米大陸航路で価格的に優位に立ち、これから協力できるかもしれない」と述べた。

同公司は博覧会で「たくさんの収穫を手にした」。日本のTMTマシナリー株式会社からは化学繊維生産ラインから直接提供される高強度糸7億5700万ドル(1ドルは約113.9円)を買い付け、ドイツの建築部品メーカーEBAWE Anlagentechnik GmbHからは組み立て式プレキャストコンクリート生産ライン設備4億ユーロ(1ユーロは約129.2円)を買い付けた。「これからもより多くの、よりよい高品質資源を取り入れて、イノベーション的な供給をしていきたい。道はますます広がると信じる」という。(編集KS)

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