<一人っ子政策>2人目の出産を段階的に許可を、専門家らが提言―中国

Record China    2012年11月3日(土) 11時6分

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1日、中国の専門家らが「人口政策の転換が急務である」とし、特に出産に関わる政策の見直しが不可欠だと指摘している。写真は南京。

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2012年11月1日、中国広播網によると、かつて高出生率だった中国は急速に低出生率へと移り変わり、豊富だったはずの労働力の減少や高齢化、アンバランスな出生男女比など多くの問題が深刻化していることを受け、中国の専門家たちが「人口政策の転換が急務である」とし、特に出産に関わる政策の見直しが不可欠だと指摘した。

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10月26日、中国発展研究基金会は報告書「人口情勢の変化と人口政策の調整」を公開。報告書では専門家20人余りが政策に対する提言を行っており、とりわけ注目されるのは、現在1人に制限されている子供の出産を全国で段階的に2人目も認める方向で見直すべきだと指摘されていることだ。第1段階では都市部と一人っ子政策が厳格に守られている農村で制限を即時撤廃し、第2段階では1人目が女児だった場合に2人目の出産が認められている地域で2015年までに全面的に2人目も出産できるようにするという。段階的に実施するのは、あまりに大きな変化が生じるのを防ぐためとされる。

人口構造の変化に対する政策は出生政策の見直し、人口資質の向上、人の全面的な発展を促進する方向にあるべきだと専門家らは指摘しており、出生政策を見直すことで20年後の高度高齢化を緩和し、豊富な労働力を取り戻すことが可能になるとしている。(翻訳・編集/岡田)

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