<尖閣問題>日本製品ボイコットはするのに、海洋監視隊への応募者ゼロはなぜ?―中国

Record China    2012年11月2日(金) 11時37分

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10月31日、日本製品のボイコット運動が激しさを増している中国で、問題の尖閣沖を監視する海洋監視隊の新規採用審査に対し、5つのポストで応募者ゼロであったことが分かった。写真は東シナ海艦隊。

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2012年10月31日、日本製品のボイコット運動が激化している中国で、尖閣諸島沖を監視する海洋監視隊が乗組員を募集したところ、5つのポストで応募者がゼロになっていたことが分かった。網易教育が伝えた。

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中国国家海洋局東シナ海分局は14の部署で海洋監視船乗組員を募集。教育情報機関の中公教育のデータによると、10月24日午後6時の時点で、5つの部署が応募者ゼロとなっていた。それ以外の9つの部署すべてに応募者があり、最も多い部署では3人の募集人数に対し、41人が応募している。総応募者数は113人で、募集状況そのものに大きな問題はないという。

5つの部署で応募者がゼロだった理由について、中公教育の専門家は「これらの部署は専門的な知識や資格が要求されているからだ」と説明。「甲種船長(1級)免許」や「甲種一等航海士免許」を持っていることが求められており、この条件を満たす若者はめったにいない。また、2年以上の実務経験も必要なことから、大学新卒者からの応募がなかったという。応募者ゼロの原因は、ネット上で言われているような「海洋監視船の乗組員は危険すぎるから」という理由ではなく、募集条件が他の部署よりもかなり厳しかったからとみられている。(翻訳・編集/本郷)

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