伊藤美誠が「暴露」した中国の弱点、「われわれは東京五輪を誰で戦えばいいのか…」―中国メディア

Record China    2018年11月5日(月) 16時10分

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4日、騰訊体育は、卓球のスウェーデンオープンで伊藤美誠が中国のトップ選手3人を破って優勝したことについて、「中国の弱点を徹底的に暴露した」とし、「2020年、われわれは誰で東京五輪を戦えばいいのか」と嘆いている。写真は丁寧。

2018年11月4日、騰訊体育は、卓球スウェーデンオープンで伊藤美誠が中国のトップ選手3人を破って優勝したことについて、「中国の弱点を徹底的に暴露した」とし、「2020年、われわれは誰で東京五輪を戦えばいいのか」と嘆いている。

記事は、伊藤が今大会の決勝で世界ランク1位の朱雨玲(ジュー・ユーリン)にストレート勝ちしたのを含め、4人の中国選手に勝利したことを紹介。準々決勝から決勝にかけて破った劉詩ウェン(リウ・シーウェン)、丁寧(ディン・ニン)、朱雨玲を「いずれも世界チャンピオンであり、中国女子の絶対的な主力」とした上で、「この惨敗は、中国女子が抱えるさまざまな問題を直接的に暴露するものだった」と指摘した。

まず、準々決勝で対戦した劉詩ウェンについて、ゲームカウント3‐1とリードし、2度のマッチポイントを握りながら勝ちきれなかったことを挙げ、「肝心なところでこらえきれない、強気になり切れないのが問題。これは過去の大きな試合でも露呈しており、中国代表の首脳陣が安心して彼女を使えない理由の一つ」と指摘。「もし来年の世界大会で爆発できなければ、東京五輪を戦うのは難しくなるだろう」としている。

丁寧については、「ここ数年の国際大会でのパフォーマンスが最も秀でている」とする一方、伊藤に敗れた試合は「その過程にも結果にも驚かされた」と指摘。あっさりと第1ゲームを奪いながら、その後、相手の素早い攻撃を封じきれずに敗れた様は「昨年のアジア選手権で平野美宇に敗れた試合の再現だった」としている。そして、「今回はただのオープン大会だと言う人もいるかもしれないが、もしこれが東京五輪で起きていたらどうなっていたことかと心配せざるを得ない」と論じた。

そして、朱雨玲については、「昨年のアジア選手権(中国無錫)、チームメイトが平野美宇に敗れた後、自らも平野に0‐3の惨敗を喫した。そして、今大会でも残念ながら0‐4の惨敗。五輪では、各協会から2選手のみがシングルスに出場できる。チームメイトのミスが伝染しやすい主力を五輪に派遣するのは、首脳陣も安心できないだろう」「今大会では再び対応力に問題があることが露呈。チームが逆境にある時に挽回する役割は果たせなかった」とした。(翻訳・編集/北田

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