香港で中国政府への反感高まる、独立運動の始まりか、専門家は否定―米メディア

Record China    2012年10月30日(火) 7時8分

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26日、香港が中国に返還されてから15年。主権は戻っても、人々の心はまだ完全には戻っていないようだ。写真は香港。

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2012年10月26日、香港が中国に返還されてから15年。主権は戻っても、人々の心はまだ完全には戻っていないようだ。米ボイス・オブ・アメリカの中国語版ウェブサイトが伝えた。

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1997年に香港の主権が英国から中国に返還されてから15年の月日が流れたが、いまだに香港の人々から英国の植民地統治を懐かしむ声が聞こえてくる。ここ数年は中国本土との対立も目立つようになってきた。こうした状況を独立運動の始まりととらえる向きもあるが、香港城市大学公共・社会行政学部の李芝蘭(リー・ジーラン)副教授は「独立運動というほどではなく、香港の人々は民主的な政府と高度な自治を求めているだけ。中国本土側はあまり深刻に受け止めなくてよいと思う」との見方を示す。

このほか、香港の別の学者らも「中国政府に対する反感が高まっているのは、人権問題が原因。ノーベル平和賞受賞者の劉暁波(リウ・シャオボー)氏は監禁、民主活動家・李旺陽(リー・ワンヤン)氏は『自殺』した。香港の人々は中国本土の人権状況に高い関心を寄せている」「香港の人は独立など不可能だと分かっている。本土側が過敏に反応しているだけ」としている。(翻訳・編集/NN)

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