アリペイ、半期でユーザー数35%増の7億人に=一方では先行投資かさみ四半期で398億円の赤字

配信日時:2018年11月5日(月) 23時10分
アリペイ、半期でユーザー数35%増の7億人に
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アリババは2日夜、18年7―9月期の財務諸表を発表した。アリペイのアクティブユーザーは2017年末比で約35%増の7億人に達した。一方では先行投資がかさんだことで、アリペイを運営するアント・フィナンシャルが約398億円の赤字を出した。
阿里巴巴集団(アリババ・グループ)は2日夜、2019財政年度第2四半期(2018年7―9月)の財務諸表を発表した。経済観察網、新華網など多くの中国メディアが、支付宝(アリペイ、Alipay)のアクティブユーザーが2017年末比で約35%増の7億人に達したことや、一方では先行投資がかさんだことで、アリペイを運営するアント・フィナンシャルが四半期で3億5200万ドル(約398億円)の赤字を出したことなどに注目した。

アリペイのアクティブユーザーは2016年末には4億5000万人、17年末には5億2000万人だった。17年末までの1年間での増加率は約16%だったので、17年末から18年9月末までの6カ月間で17年通年を大きく超える伸び率を示したことになる。

経済観察網は、中国における携帯電話決済のユーザー数が、2016年には前年比31.2%増の4億6900万人だったが、17年には同12.3%の5億2700万人となり、成長率が鈍化したと指摘。アリペイが成長を復活させた理由としては、アリババの体制全体の相乗効果が発生したことと、これまでユーザー数が少なかった地域で新たなユーザーを獲得したことを挙げた。

アリババ傘下でアリペイを運営するアント・フィナンシャルは2018年7―9月期に3億5200万ドルの赤字を出したとした。アリババはアント・フィナンシャルの赤字について、サービスの刷新や国際化のために投資に力を入れ、金融サービス分野での技術能力を向上させたと説明。これまで以上に多くの多くのユーザーを取り込んで成長するチャンスを獲得したという。

アント・フィナンシャルは18年7―9月期において、アリババ・グループにサービス使用料やソフト技術使用料として1億3200万ドル(約139億円)を支払った。

アリババ全体では、7―9月期の売上高が前年同期の54%増、主力業務の電子商取引では同56%増だった。インターネット関連の巨大企業とされるFAANG(フェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックス、グーグル)の直近の四半期における前年比の伸びが20%から30%前半に留まっているのと比べ、成長の速さが目立つ。

経済観察網によると、中国最大の投資銀行である中国国際金融のインターネット業界アナリストの呉越氏は、アント・フィナンシャルもアリペイも現在は上昇期であり、短期的な利益や赤字は最も大きな問題ではなく、合理的な投資やユーザーの増加、市場規模の拡大の方が明らかに重要と指摘。7―9月の財務諸表によれば、アント・フィナンシャルのこれまでの投資はよいリターンをもたらしており、中長期的には将来の成長のための基礎を築いたと述べたという。(翻訳・編集/如月隼人
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