漢字の国・中国の大学生約8割が書き間違え―中国メディア

Record China    2012年10月28日(日) 14時4分

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22日、湖北省武漢市にある中南民族大学の学生が大学生143人を対象に行った調査で、間違えやすい単語10個を正確に書けたのはわずか12人だった。写真は武漢の大学生。

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2012年10月24日、清王朝時代の中国で行われた政治改革運動「戊戌の変法(ぼじゅつのへんぽう)」を漢字で書けますか?22日、湖北省武漢市にある中南民族大学の学生が大学生143人を対象に行った調査で、間違えやすい単語10個を正確に書けたのはわずか12人だった。武漢市の夕刊紙・武漢晩報が伝えた。

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同調査は同大学以外に、武漢紡績大学、中南財経政法大学、武漢工程大学の学生を対象に実施された。調査グループはまず、中国人でも書き間違えやすい「戊戌」などの単語10個を選び、ホワイトボード上で空白を埋める形式で回答者に答えてもらった。

結果、10個の単語をすべて正確に書けた学生はわずか12人。一方、7、8問間違えた学生が約10%いた。

同大学に通う丁行(ディン・シン)さんは「普段はパソコンを使っているので、大体の形しか思い浮かばない漢字がたくさんある。実際に書いてみると間違いが多い。あと何年かしたら、パソコンなしには字も書けなくなってしまう」とばつが悪そうに語った。

一方、中南財経政法大学法学院の銭程(チエン・チョン)さんは「今は何でもパソコンを使ってプリントアウトする。教師がペンを使って宿題をするようにと言ったら、学生に絶対嫌がられる」と語った。

同調査ではさらに、回答者の72%が「まる1日」、「数日」漢字を書かなかったことがあると回答し、うち23%が「今はパソコンがあるので、字を書けるかどうかは重要でない」と考えていることが明らかになった。

武漢工程大学の盧さんは「今は電子ファイルばかり。その方が字が揃っているし、字体や字の大きさも選べて、手で書くよりずっと便利。ほかの人が見ても気持ちがいい。手書きは字がきれいならまだしも、下手な場合は見ていてイライラする。今、字の練習をする人は減る一方で、みんな自分の名前さえ書けたらそれでいいと思っている」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/TF)

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