<チャイナ・インプレッション>サッカー代表監督に狂信ファンが思い込みから暴走抗議―福建省アモイ市

Record China    2007年3月19日(月) 15時49分

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2007年3月18日、福建省アモイ市で「アモイ市サッカークラブ対天津市サッカークラブ」の試合が行われたが、判定に不服のあったアモイチームが敗北。この日天津チーム視察のために来場した、中国代表チーム朱広滬監督は、審判員と共にファンの抗議を浴びた。

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2007年3月18日、中国サッカー・スーパーリーグ「アモイ市サッカークラブ・藍獅隊対天津市サッカークラブ・泰達」の試合が、福建省アモイ市内で行われた。この日は、天津チーム所属選手の視察のために、中国代表チーム朱広滬(ジュウ・グァンホー)監督が来場。試合後に監督は、思わぬ騒動に巻き込まれることになる。

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試合中盤、判定結果を不服としたアモイチームは審判員に抗議。だが、審判員は正しい判定と主張し、試合は続行。結果、アモイチームが敗北した。

試合終了後朱監督は、帰路につくため車で空港に向かったが、その車に同乗したのは、アモイチームの不満をかった審判員だった。2人を乗せた車がスタジアムを出発すると、その姿を見つけたアモイチームファンの怒りが爆発。車を囲んで「天津チームの視察に来た監督のために、審判は天津チームに有利な判定をした!」と抗議。車に物を投げつけたり、蹴飛ばしたりするファンも出た。

エスカレートするファンの行動を見た朱監督は、すぐに警察に通報。駆けつけた警官たちに見守られる中、剥がれ落ちた車体のまま、空港へと移動していった。この騒動を中国国内メディアは、ファンの暴走行為と批判。2008年開催の北京五輪に向けて、政府関係者は神経をとがらせている。(編集・饒波貴子)

<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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