<尖閣問題>中国大使が寄稿、「ブリュッセルで中国領である証拠を発見」―ベルギー紙

Record China    2012年10月25日(木) 19時9分

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24日、ベルギー仏字紙は、駐ベルギー中国大使、廖力強氏の署名記事「なぜ釣魚島(尖閣諸島の中国名)が中国領だと言っているのか?」を掲載した。写真は1808年の史料「台海使槎録」。尖閣諸島・魚釣島は中国の内海に位置すると明記してあるという。

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2012年10月24日、ベルギーの仏字紙「L’Echo」は、駐ベルギー中国大使、廖力強(リャオ・リーチアン)氏の署名記事「なぜ釣魚島尖閣諸島の中国名)が中国領だと言っているのか?」を掲載した。中国新聞社が伝えた。

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それによると、廖氏は先週末、ブリュッセルのGalerieBortier通りにあるSchwildenという書店で1832年にフランス統合参謀本部のピエール・ラビ大佐親子が書いた地図を発見、そこにははっきりと「釣魚嶼」(尖閣諸島の明代〜清代の中国での呼称)と書かれていた。

廖氏は「中国が15世紀初めに釣魚島を発見し、台湾の付属島しょとして管轄していたことは、国内外の歴史文献に記載されている。1785年(江戸時代)に書かれた日本の『三国通覧図説』にも釣魚島と中国大陸が同じ色で塗られており、中国の一部と認めていた証拠だ」と主張している。

また、「釣魚島問題は1895年に遡って考えるべきだ」と廖氏。日清戦争に勝利した日本が1895年の下関条約で割譲された「台湾全島及びすべての付属島しょ」に尖閣諸島も含まれており、1945年のポツダム宣言で「台湾の付属島しょ」として中国に返還されたと強調。1972年の国交正常化の際に両国首脳が棚上げという共通認識を持ったおかげで、この40年で日中関係は大きく発展したと指摘した。

その上で、「中国は隣国との領土問題を友好的な話し合いで平和的に解決することを一貫して望んでいる。日本が歴史と現実を正視し、情勢をはっきり認識して誤りを正し、話し合いでの解決という正しい道に戻ることを希望する」と締めくくった。(翻訳・編集/NN)

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