ノーベル文学賞の莫言氏、作品の著作権侵害が深刻に―中国

Record China    2012年10月25日(木) 16時50分

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23日、ノーベル文学賞を受賞した中国人作家・莫言氏の作品の著作権侵害が極めて深刻なものになっている。写真は上海で発売された莫言作品集。

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2012年10月23日、英BBC中国語サイトによると、莫言(モーイエン)氏が中国で初めてノーベル文学賞を受賞したが、その作品の著作権侵害が極めて深刻なものになっている。

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22日、中国新聞出版総署版権司と北京市新聞出版局、莫言氏の作品版権を所有している北京精典博維公司、作品の出版を行っている作家出版社が北京で記者会見を開き、莫言氏の作品が直面している問題について説明を行った。

ノーベル文学賞の受賞をきっかけに莫言ブームが起きたが、同時に無数の海賊版や権利侵害が現れ、莫言氏と正式に契約を交わしている北京精典博維公司は1000万元(約1億3000万円)を超える損失が生まれているとしている。

市場やネット上に出回っている書籍やデータの多くは正式な契約を交わしていないか、契約期間を過ぎているという。また、市場には異なる版の作品が数十種類も出回っており、版権を所有していると自称する出版社は15社に上るが、実際には正式な版権を所有しているのは北京精典博維公司のみとなっている。

記者会見では、北京精典博維公司が唯一の権利所有企業であることを証明するため、莫言氏自らが筆をとって記した「権利委託書」が公開された。(翻訳・編集/岡田)

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