中国の科学分野でのノーベル賞、物理学賞が最も有力=化学賞も期待できる―中国紙

Record China    2012年10月25日(木) 7時41分

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23日、作家・莫言氏がノーベル文学賞を受賞したが、中国が科学分野で受賞する可能性がもっとも高いのは物理学賞だと中国の専門家は見ている。写真は11日晩、山東省高密市で取材に応える莫言氏。

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2012年10月23日、北京晨報によれば、中国が科学分野でノーベル賞を受賞する可能性がもっとも高いのは物理学賞だと専門家は見ているという。中国本土の作家・莫言(モー・イエン)氏がノーベル文学賞を受賞したが、中国人科学者には自然科学分野のノーベル賞受賞者が未だいない。

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22日に中国科学協会が開催したイベントで、ノーベル科学賞に関連する3つの分野から出席したトップクラスの科学者は「物理学賞を受賞する可能性がもっとも高い」との見方で一致した。次いで授賞の可能性が高いのは化学賞と生物学賞だが、独創性や評価システムの問題などが中国の弱点となっていると見られている。

中国科学技術大学教授で中国科学院院士の郭光燦(グオ・グアンツァン)氏は、ここ10年余り国の物理学分野への資金投入が増加したことで中国本土の科学研究の実力が大幅に向上したとし、海外で新たな発想が生まれてもすぐに追いつけるようになったと語った。しかしそれは中国に独創性が未だ欠けているということも意味しており、「独創性の面でもリードできるようになるにはまだまだ一定の差がある」と指摘したという。(翻訳・編集/岡田)

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