米カーネル大学が中国人民大学に絶縁状、「学問の自由ない」と批判、人民大学側は「非理性的」と批判

配信日時:2018年10月30日(火) 19時20分
米カーネル大学が中国人民大学に絶縁状、「学問の自由ない」と批判
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米コーネル大学は中国人民大学との交流を停止することを決めた。理由として、「学問の自由がない」などと批判したという。中国メディアの環球網は「非理性的」などと批判する論説を掲載した。写真は中国人民大学。
米コーネル大学は29日までに、中国人民大学と6年にわたり続けてきた研究分野などでの交流を停止することを決めた。理由として、人民大学が、労働者の待遇改善を求める運動を行った学生十数人を処罰したことを挙げ、「学問の自由がない」などと批判したという。中国メディアの環球網は同日、コーネル大学について「非理性的」などと批判する論説を掲載した。

記事は、中国人民大学は世界の200以上の大学と協力関係にあり、コーネル大学のような「断交」は初めてと説明。コーネル大学の措置を「米国の対中国交流の方法における、非理性的変化の一部分」と主張。コーネル大学の動きが米国政府と協議の上とは言えないが、米国が中国をライバルと考える新たな戦略計画の影響を受けた動きと論じた。

記事は続けて、コーネル大学の動きはひとつのシグナルと考えられるとして「米国社会の中のさらに多く機構が中国に対する誤った認識に感染し自覚的に、あるいは自覚せずに米国の新たな対中戦略の動きに影響されている」として、今後も同様の動きが発生する可能性があるとの見方を示した。

記事は一方で、米国における「中国切り捨て」はそう大きく広がることはありえないと主張。その理由として、大学の場合には「中国では学生数も極めて多く、発展も迅速であり、全世界の高等教育における重要な活力源」と論じ、「外国の大学は中国の大学との協力により、多くの場合ウィン・ウィンの結果を得ている。中国の大学や中国人学生から離れることは、自らの発展の門を閉ざしてしまうことだ」と主張した。

中国人民大学は北京大学、清華大学などに続く中国の超名門大学のひとつとされる。教育や研究の中心は人文科学や社会科学など。劉鶴副首相や、劉延東氏、馬凱氏など、同大学を卒業した共産党高級幹部も多い。また、同大学出身のジャーナリストも多い。所在地は北京市海淀区で、「中国のシリコンバレー」などと呼ばれる中関村にも近い。海淀区は中国人民大学以外にも北京大学、清華大学、中央民族大学、北京語言大学など、北京市内でも大学が集中している場所。(翻訳・編集/如月隼人
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