違法操業の中国船員死亡、韓国警察のゴム弾による心臓破裂=ゴム弾の安全性に疑問も―韓国紙

Record China    2012年10月21日(日) 12時43分

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20日、韓国紙は、韓国海洋警察官のゴム弾により違法操業中の中国船員が死亡した事件で、死亡原因はゴム弾による心臓破裂だと報じた。写真は今回事件で死亡した船員の故郷。

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2012年10月20日、韓国紙・朝鮮日報は、今月16日に韓国南西部の沖合で違法操業中の中国船員に韓国海洋警察官がゴム弾を発射、船員が死亡した事件で、死亡原因をゴム弾による心臓破裂だと報道した。人民日報(電子版)が伝えた。

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韓国メディアは繰り返しゴム弾の「非殺傷性」を強調、韓国海洋警察も「ゴム弾は非殺傷性武器で、国内外において広く使用されており、死亡事故が起きたのはこれが初めて」としている。だが現に死亡事故が起きていることから、これが絶対安全な武器ではないことが分かる。

報道によれば韓国海洋警察の発射したゴム弾5発のうち1発が船員に命中。規定では8〜10メートルの距離で発射可能だが、韓国側は当時10メートル前後であったとしている。通常なら軽くあざができる程度だ。

統計によれば、1970〜75年に英国軍がアイルランドで使用したゴム弾により13名が死亡した。1987〜93年にもイスラエル軍のゴム弾により少なくとも20名のパレスチナ人が死亡している。英医学雑誌ランセットは、ゴム弾は近距離で発射すると死亡する可能性があるため「非殺傷」という呼称を使うべきではなく、「低殺傷」武器であるとした。ゴム弾を使用する場合、重傷に至らないよう下半身を狙うものとされているが、今回の韓国海洋警察の行為は明らかにこの慣例に違反している。(翻訳・編集/YM)

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