日本で大ヒットした「君の膵臓をたべたい」、中国で評価がいまひとつな理由―中国メディア

配信日時:2018年10月28日(日) 12時50分
日本で大ヒットした「君の膵臓をたべたい」、中国でいまひとつな理由
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26日、華西都市報は、日本で昨年大ヒットした恋愛ものの映画が、鳴り物入りで中国にやってきたものの評価がいまひとつであるとし、その理由を解説する記事を掲載した。資料写真。
2018年10月26日、華西都市報は、日本で昨年大ヒットした恋愛ものの映画が、鳴り物入りで中国にやってきたものの評価がいまひとつであるとし、その理由を解説する記事を掲載した。

記事は、昨年日本のラブストーリー映画で最も多くの興行収入を挙げた「君の膵臓をたべたい」が今年中国で上映されたものの、映画評価サイト・豆瓣の評価は10点満点で6.6と平凡な数値にとどまっていることを紹介。「中国の風土に合わなかった可能性がある。愛情と呼ぶにはちょっと距離があり、この距離感が中国の観客には慣れなかったのではないか」と評した。

そして、日本は純愛作品が大量に生産され、代表的な作品には枚挙にいとまがないとする一方で、「この作品は『純愛』というカテゴリーには入らないと思う。なぜなら、主人公の2人は終始互いに喜びの感情を浮かべることなく、深い愛未満のおぼろげな美しさが表現されているからだ」とした。

そのうえで、中国人が日常的に見ているラブストーリーは「別れ、浮気、堕胎、不治の病、交通事故というヘビーな要素を次から次へと投下し、荒波の中で体験する青春の痛み」を描いたものが多いと指摘。「このため、激しさもなければ見せ場にも欠け、細かい部分から何かを探り、味わう必要がある『君の膵臓をたべたい』のような映画は、歯がゆく思えるのだ」と説明している。

記事は最後に、「同作品では大人の世界では忘れられがちな、功利とは相反する、貴重かつ本当に大切なものが再現されている。それは、肉眼でとらえることのできない、心の目で初めて見える本質だ。このようなか細く音のない存在感は、中国の映画館で受け入れられる定番作品とは異なる。それゆえ、中国で今ひとつ人気が出ないのは想定の範囲内だ。しかし、この状況は残念にも思える」とし、中国でも繊細な心の機微を描いた作品への注目や共感、人気が高まることに期待を示した。(翻訳・編集/川尻
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  • MR***** | (2018/10/29 16:19)

    タイトルがホラー過ぎる。
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  • こごと***** | (2018/10/28 15:12)

    こゝろなき 身にもあはれは知られけり 鴫たつ沢の 秋のゆふぐれ 西行の歌である。 この文字の”羅列”から、この「うた」の放つ心情を中国に暮らす人々は理解できるのだろうか。 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。 『雪国』の書き出しである。 一般に知れ渡っている文節は前半だろう。だが”新感覚派”と称された彼の真骨頂は「夜の底が白くなった」という表現にある。これを英語にした「 The earth lay white under the night sky」という訳に「夜の底が白くなった」という感性を伝える力があったか。私は大いに疑問である。 中国人にとって膵臓は「食べるなんてとんでもない!高く売れるのに!」 と考えてしまうもの━━だとは決して思ってはいないが・・・
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  • 真実の***** | (2018/10/28 13:48)

    この記事は、中国文明の特徴をうまく表現している。 中国の書き言葉だった「漢文」には、そもそも心情を表す言葉がない。「漢詩」には心情を表現したものも多いが、それは情景を描くことによって心情を憶測させているだけで、心情を直接表現していない。 清末から民国にかけて、日本や西欧をまねて中国語を「白文(話し言葉)」で著わすようになったが、相変わらず中国人は心情をうまく心に描くことができない。これは、中国文明が「漢文」によって伝えられてきたために、中国人の心に心情が育たなかったことが原因だ。 日本の「和歌」と比べるとわかりやすい。「和歌」は「漢詩」とは逆に、心情を表す言葉で埋め尽くされている。 中国人には「心のひだ」といったものはあまり理解できず、功利的に理解しようとする。男女の関係を性愛と利害関係で理解するため、中国の映画では心情を表現したものが育たない。
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