中国が「江南スタイル」のヒットで韓国に嫉妬?ソフトパワーが弱い原因はパクリ―英紙

Record China    2012年10月20日(土) 23時1分

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17日、英紙は「中国の『江南スタイル』はどこに?」と題した記事を掲載した。写真はテニス中国オープンで「江南スタイル」の乗馬ダンスを披露するノバク・ジョコビッチ。

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2012年10月17日、英紙フィナンシャル・タイムズは「中国の『江南スタイル』はどこに?」と題した記事を掲載し、中国政府が世界でソフトパワーの影響力を高めようと努力しているにもかかわらず、なかなか成果が現れない原因は偽物とコピーが中国文化のイノベーション意識と能力を阻害しているためであると分析した。19日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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過去数年間、中国政府は海外で巨費を投じて自国イメージの普及を試みてきた。ニューヨークのタイムズスクエアに国営通信社のオフィスを設置し、英語による報道の予算を増額したほか、中国文化と中国語の普及を目的とする孔子学院をこの10年で世界に約400カ所設立した。

これらは中国政府がソフトパワーを非常に重視していることを意味しているが、最近の韓国人歌手PSY(サイ)の「江南(カンナム)スタイル」の世界的なヒットによって、中国国内には羨望と嫉妬が入り交じった複雑な雰囲気が漂っているという。

中国人作家・莫言(モーイエン)氏が今月ノーベル文学賞を受賞したように、中国に優秀な文化がないわけではない。しかし、中国国営メディアは「中国には『江南スタイル』のような爆発的な人気を誇るものが欠けている」と批判している。新華社通信は「文化普及の創造力に関して、中国は韓国に学ぶべき」との記事を掲載した。

新華社通信は別の記事でも「文化・芸能関係者の数は韓国よりもはるかに多く、利用できる資源も決して不足しているわけではない。しかし、真に中国のソフトパワーを体現する文化コンテンツは不足している」と指摘した。

この原因について、フィナンシャル・タイムズは「偽物とコピーが中国文化を駄目にしており、文化作品のイノベーション意識と能力を徐々に失わさせている」と分析している。(翻訳・編集/HA)

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