「これは政治的踏み絵」民間航空“1円キャンペーン”中止に9割超が反発の声―中国紙アンケート

Record China    2012年10月20日(土) 10時51分

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18日、格安航空券の販売で知られる中国の民間航空・中国春秋航空が、“世界最安値”と銘打って期間限定で行う予定だった日本便キャンペーンを中止に踏み切った。中国国内で世論の強い反発に配慮したものだという。

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2012年10月18日、格安航空券の販売で知られる中国の民間航空・中国春秋航空が、“世界最安値”と銘打って期間限定で行う予定だった日本便キャンペーンを中止に踏み切った。「片道1円」という破格値で大きな話題を呼んでいたが…。

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中国春秋航空は、旅行会社を母体として2004年に誕生した中国初の民間資本による航空会社。キャンペーンは上海−佐賀、上海−高松便の2路線を対象に、2カ月限定で各便に50席ずつ“片道1円チケット”を割り当てたもの。しかし、中国国内で世論の強い反発に配慮し、販売開始わずか2日での中止となった。

尖閣問題の影響で日本への旅行者数が激減しているという状況下、日本への観光招致に肩入れするかのような販売戦略が反感を買ったものと思われる。中国紙・環球時報(電子版)が行った緊急アンケートでは、このキャンペーンを「正常なもの」と認識した回答者は、全回答者の5%にあたる263人のみ。残り5076人がこれを「不適切なもの」と回答した。以下は、そのコメント欄に寄せられた主な意見。

「これは政治的踏み絵だな、国民の誰が引っかかるかという」

「春秋航空は媚日航空、根絶やしにしてやる。全国民でボイコットだ」

「肝心な時に限ってこうやって、日本でコソコソ金を稼ぐ奴らに足を引っ張られる。非国民は国外追放だ!」

「国民と国家の利益に反する企業はいずれも、倒産か破たんに追い込まれるものである」

「民族の良心を犬にやってしまったのか!」

「不満ならとにかく(春秋航空を)利用しないことだ。どんなに批判しても、利用する人は利用する。結局は個人の民族意識と国家帰属意識にかかっているものだから」

「この販促方法は不当な競争だと思う。法的処罰があってもいいのでは?」

「春秋航空は自滅したな…利益を出すのにそこまでして尊厳を捨てるかね?日本なんかで儲けてそんなに得することってある?」

「これは金の問題なんかじゃない」

「何にでも限度というものがあるだろうよ。会社の存続をかけた販促戦略だったのか?」

(翻訳・編集/愛玉)

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