18年中国富豪400人番付、アリババのジャック・マー氏がトップに返り咲き―米フォーブス誌

人民網日本語版    2018年10月27日(土) 0時20分

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米経済誌フォーブスは25日、2018年度中国富豪400人番付を発表した。写真はアリババ。

米経済誌フォーブスは25日、2018年度中国富豪400人番付を発表した。昨年の番付に入った400人のうち300人以上が資産を減らし、93人は今年の番付に入れなかった。今年も番付入りした富豪のうち、229人は資産額が昨年より目減りし、このうち約3分の1は資産減少率が20%を超えた。成都商報が伝えた。

今年は傘下のアント・フィナンシャルの株価上昇などにより、インターネット大手・阿里巴巴(アリババ)グループ取締役会代表のジャック・マー馬雲)氏が資産額346億ドルで、14年以来4年ぶりにトップに返り咲いた。ただ、マー氏の資産額は昨年より40億ドル目減りしている。2位は騰訊(テンセント)取締役会代表の馬化騰氏で、資産額は昨年より62億ドル少ない328億ドルだった。昨年1位の中国恒大集団取締役会代表の許家印氏は3位に後退し、資産額は308億ドルで前年より約117億ドル少なく、約28%減少し、番付入りした富豪の中で資産の減少額が最も大きかった。

全体としてみると、今年の富豪たちの資産は昨年を下回る。昨年番付入りした400人のうち、300人以上が資産を減らし、93人が今年の番付から漏れた。番付にとどまった富豪のうち229人は昨年より資産を減らし、約3分の1は減少率が20%を超えた。

■おなじみのメンバー、株価下落で資産減少

ほぼすべての産業で資産総額が減少した。製造業の受けた打撃が特に大きく、番付入りした製造業の富豪は昨年の79人から今年は72人に減り、平均純資産額は21億ドルから18億ドルに減少した。昨年は番付に入った400人全員が資産額10億ドル以上だったが、今年は番付入りのハードルが8億4000万ドルに下がり、400人のうち10億ドルを超えたのは344人にとどまった。

フォーブスは、「圧倒的多数の企業家の資産額が減少したのは企業の時価総額の低下によるものだ。今年に入ってから、中国の株式市場はA株も香港株も大幅に下落し、この影響で大手上場企業の創業者の資産が大幅に目減りすることとなった」と分析した。

■新メンバー:企業上場で拼多多と海底撈の創業者が番付入り

今年番付入りした富豪のうち、新しい顔ぶれは43人を数え、平均資産額は118億3000万元で、前年より上昇した。この中で上位に並んだ富豪は、企業の上場により順位が上昇したという人がほとんどだった。

小米が7月に上場すると、雷軍会長の資産額は1年前の68億ドルから119億ドルに急増し、番付では11位に躍進した。最近の小米の時価総額は350億ドルに達しており、上層部の洪鋒氏、黄江吉氏、黎万強氏も富豪の仲間入りをして、初めて番付に登場した。

美団点評は9月に香港で新規株式公開(IPO)を果たし、最高経営責任者(CEO)の王興氏の資産額は1年前の40億5000万ドルから51億ドルに増加し、番付では37位に入った。

今年番付入りした新顔の中でも最大のダークホースは拼多多の黄崢会長兼CEOで、同社の時価総額が200億ドルに迫る現在、創業者でもある黄氏が保有する50.7%の株式の評価額は112億5000万ドルに達し、黄氏の順位は一気に上昇して12位になった。

海底撈の張勇会長とパートナーの施永宏氏も注目の新顔だ。今年9月に海底撈が香港で上場すると、創業者でもある張氏夫妻の資産額は77億ドルに達して19位になり、施氏夫妻の資産額も36億5000万ドルとなり順位は66位だった。2人は世界で最も豊かな外食産業関係者の仲間入りを果たしたといえる。

年齢をみると、新たに番付入りした富豪の平均年齢は47.8歳。最年少は今年35歳の科学技術分野のユニコーン企業・柔宇科技の創業者劉自鴻氏だった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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