北朝鮮の観光局副局長が私的に誘致活動、当局の「報道で知った」に野党議員が批判―台湾

Record China    2012年10月19日(金) 13時7分

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17日、北朝鮮の趙成奎(チョウ・ソンゴル)観光局副局長が今月11〜14日に台湾を訪問し、旅行会社やテレビ局で観光PRを行っていたことが分かった。これに対し、台湾当局は「報道で初めて知った」と驚きを示している。写真は台北の中正紀念堂。

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2012年10月17日、北朝鮮の趙成奎(チョウ・ソンゴル)観光局副局長が今月11〜14日に台湾を訪問し、旅行会社やテレビ局で観光PRを行っていたことが分かった。これに対し、台湾当局は「報道で初めて知った」と驚きを示している。18日付でシンガポール華字紙・聯合早報が台湾メディアの報道を引用して伝えた。

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記事によると、趙氏の訪台は公式ではなく私的なもので、滞在中は旅行会社やテレビ局でアリラン祭など観光の目玉をPRした。趙氏の訪問を受けた東南旅行社の廖培[シ元](リャオ・ペイユエン)副社長は「趙氏は観光局副局長のほか、旅行会社社長という肩書も持っている。訪台の目的は台湾人観光客の誘致だ」と語っている。

東南旅行社は、台湾と北朝鮮の関係が良好だった数年前、北朝鮮ツアーを企画し、10数回ほどチャーター便でツアー団を北朝鮮に送り込んでいる。趙氏は同社に対し、北朝鮮ツアーの復活を要請したという。

だが、こうした動きを台湾外事当局の報道官は「報道で初めて知った」と驚きを示している。「台湾と北朝鮮の間には正式な付き合いがない。趙氏の今回の訪問は私的なものだ。報道で知った後に報告があったが遅すぎる」と述べた。これに対し、野党・民進党議員の潘孟安(パン・モンアン)氏は「厳しく対処すべき。北朝鮮から観光局副局長が来ているのに当局が報道で知るとはとんだ笑い話だ」と非難している。(翻訳・編集/NN)

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