米中軍事衝突の可能性「非常に高い」、元米軍司令官が発言―仏メディア

Record China    2018年10月28日(日) 9時30分

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25日、仏メディアは、米欧州陸軍前司令官が「15年後には米中の軍事衝突が起きる可能性が非常に高い」と表明したと伝えた。資料写真。

2018年10月25日、フランス国際放送(RFI)によると、昨年まで米欧州陸軍の司令官を務めていたベン・ホッジス(Ben Hodges)氏は24日、太平洋地域で米国と中国の武力衝突が発生する可能性が「非常に高い」と警鐘を鳴らした。

記事によると、退役中将のホッジス氏は、ポーランドの首都ワルシャワで行われたワルシャワ安全保障フォーラムで、「避けられないわけではないが、今後15年の間に、太平洋地域においてわれわれと中国の間で軍事衝突が起きる可能性が非常に高い」と語ったという。

また、「米国は欧州の強力な後ろ盾を必要としている」と発言し、欧州に米国を支持するよう呼び掛けたとしている。記事はホッジス氏について、2017年まで米欧州陸軍司令官を務め、現在は米ワシントンの政策研究機関、欧州政策分析センターで戦略研究の専門家として勤務していることを紹介。

記事はさらに、10月25日から11月7日にかけて、北大西洋条約機構(NATO)がノルウェーで合同軍事演習を行うことを伝えた。この軍事演習は(表向きには名指ししていないが)ロシアの脅威に備えるものとされ、5万人の兵士が投入される予定。東西冷戦終結後、NATOが行う最大規模の軍事演習であるとされている。

同氏は、「欧州は自国の防衛費を負担しない国ばかりだが、欧州の安全と米国の利益のため、米国の強い後ろ盾となってほしい」と表明し、これは「トランプ大統領も同じ考え」と語ったという。

同氏は最後に、米軍は今後も欧州への投資、訓練、部隊のローテーションを行いしっかりと準備するとし、「10~15年後、私たちは恐らく太平洋で一戦交えるだろう」と表明したという。(翻訳・編集/和田)

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