韓国、「カッとして殺人」1日1件発生―中国メディア

Record China    2018年10月26日(金) 22時10分

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25日、中国紙・環球時報(電子版)は、韓国で怒りを抑えきれずに起こした殺人事件がほぼ1日に1件の割合で発生していると報じた。写真はソウルの繁華街。

2018年10月25日、中国紙・環球時報(電子版)は、韓国で怒りを抑えきれずに起こした殺人事件がほぼ1日に1件の割合で発生していると報じた。

韓国英字紙コリア・タイムズの24日付の報道を引用して伝えたもので、韓国警察庁によると、韓国で昨年に発生した殺人事件(未遂を含む)914件のうち、怒りを抑えきれずに起こした殺人事件は357件(39.1%)だった。蓄積された「現実への不満」による殺人も含めると401件に達する。

近ごろ韓国社会を震撼させている「ネットカフェ殺人事件」もその典型だ。容疑者は、店員に片付けを頼んでいたがそのままになっていたため1000ウォン(約100円)を返金するよう要求して口論になった。現場に駆けつけた警察官は事態が深刻ではないと判断し、両者に現場から離れるよう勧めた。だが理性を失った容疑者は30分後、自宅から凶器を持ち出し、現場に戻って犯行に及んだという。

韓国では「憤怒調節障害」で病院を訪れガイダンスや治療を受ける人が増えているという。韓国健康保険審査評価院によると、憤怒調節障害で診療を受けた人は昨年5986人に上り、2013年からの4年間で1052人(21.3%)増加した。性別では男性が全体の82.5%(4939人)で、年齢別では20代が1685人と最も多く、30代と10代がそれに続く。

ソウル江北サムスン病院の精神科医は「最近の20代、30代が受けるストレスの大きさは30年前の同世代とは比べられない」と指摘する。世明大学警察行政学部の教授も「日常生活におけるストレスや家庭不和などにより蓄積された不満や怒りの感情がある瞬間に一気に爆発し、犯罪につながる」と述べている。(翻訳・編集/柳川)

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