靖国放火と日本大使館に火炎瓶の中国人受刑者、出所後は日本に引き渡す?中国に帰す?―韓国紙

Record China    2012年10月16日(火) 11時6分

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15日、昨年末に靖国神社に放火した後、今年1月に韓国・ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込んで、同国で服役している中国籍の男の身柄をめぐり、引き渡しを求める日本と送還を求める中国の間で韓国が頭を抱えている。写真は靖国神社。

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2012年10月15日、今年1月に韓国・ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げ込み、同国で服役している中国籍の男の身柄をめぐり、引き渡しを求める日本と送還を求める中国の間で韓国が頭を抱えている。韓国紙・中央日報の報道として環球時報(電子版)が伝えた。

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中国・広東省出身の劉強(リウ・チアン)は1月、ソウルの日本大使館に火炎瓶4本を投げ込み、地元当局に現行犯逮捕された。8月にソウル高裁から懲役10カ月の刑を言い渡され、現在は服役中。

昨年末の靖国神社への放火事件も自らの犯行と認めており、日本政府は「日韓犯罪人引き渡し条約」に基づき、劉の身柄の引き渡しを求めている。だが、これに対し中国側は「人道的に考えて日本に移送するのはおかしい。中国に送還すべきだ」と反発。韓国は両者の間で、頭を抱えている。対応次第で、日中韓の外交戦に発展する恐れがあるからだ。

劉が火炎瓶を投げ込んだのは祖母の命日。この母方の祖母は韓国籍で戦時中、旧日本軍に強制的に従軍慰安婦にさせられたという。「日本政府は侵略の歴史への謝罪を拒んでいる。祖母が慰安婦にされたことに対し、行動で不満を表したかった」と供述した。中国籍の曾祖父は抗日運動期間中に日本人から拷問され、殺されている。

韓国外交通商部と法務部は対策会議を開いたが、結論はまだ出ていないという。韓国外交通商部の高官は「犯罪引渡し条約を優先するか、人道主義を優先するか。片方を選べば、もう片方を怒らせることになる。韓国政府は相当なプレッシャーを感じているようだ」と話している。(翻訳・編集/NN)

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