複数の航空会社で機内食有料化へ、4大航空会社は無料提供を継続―中国

人民網日本語版    2018年10月26日(金) 1時40分

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天津航空公司はこのほど、公式ウェブサイトにおいて、「プレミアムエコノミークラス以外のエコノミークラスの旅客に提供される機内食は、今後有料とし、希望する旅客に対してのみ販売する」との方針を発表した。資料写真。

天津航空公司はこのほど、公式ウェブサイトにおいて、「プレミアムエコノミークラス以外のエコノミークラスの旅客に提供される機内食は、今後有料とし、希望する旅客に対してのみ販売する」との方針を発表した。一方、中国国際航空公司や中国東方航空公司、中国南方航空公司、中国海南航空公司の四大航空会社はいずれもエコノミ―クラスの旅客に対して機内食を引き続き無料で提供するという。信息時報が伝えた。

■一部の格安航空券は以前から無料機内食を含まず

天津航空はこのほど、「天津航空国内線座席クラス別サービスに関する注意」を発表、2018年10月28日より、異なるクラスの航空券を購入した旅客に対し、異なる内容による無料手荷物預かりサービスを実施することを明らかにした。旅客は、各自の需要により、天津航空公式サイトおよび自動チェックイン機によって、超過手荷物料金を支払う。また、プレミアムエコノミークラスを除くエコノミークラスの旅客に対する無料機内食サービスは廃止され、機内食を必要とする旅客は、有料で購入可能となり、さまざまな需要別・クラス別サービスを受けることとなった。

今回の天津航空に先駆け、複数のLCCは、すでに機内飲食物の無料提供サービスを取りやめている。

祥鵬航空や九元航空がその一例だ。広州白雲国際空港をベースとする中南地区初のLCCの九元航空は、国内線航空券の種類について、市場のニーズに基づき、「最低料金」、「柔軟性の高い特別料金」、「ビジネス客向け優待料金」の三種類を設定している。オフシーズンには最大64%割引の「最低料金」が主に売り出される。この航空券は、旅客が出発地から到着地まで旅客を運ぶことだけを目的とした料金で、携行手荷物は、重量7キログラムまで1個のみ無料となっている。

「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」などのピークシーズンには、旅客の手荷物が増えることを考慮し、同社は、重量15キログラムまでの手荷物を無料で携行できる、40-60%割引の「柔軟性の高い特別料金」の航空券が主に打ち出される。「ビジネス客向け優待料金」の航空券を購入した旅客は、機内食が無料で提供され、サービスの内容は、従来の航空会とほぼ同じとなっている。

■南方航空は路線別の名物料理を提供

「今後、エコノミークラスで機内食サービスを無料で受けられなくなる」と一部のネットユーザーから心配の声が上がっているが、複数の航空会社は、「心配には及ばない。今のところ、国内四大航空会社(国際航空・東方航空・南方航空・海南航空)はいずれもエコノミークラスの旅客に対して機内食の無料提供サービスを継続する方針だ」としている。

南方航空関係者は、「南方航空は、機内食無料サービスの提供を続けるだけはなく、路線別にさまざまな名物料理を提供している。今年の9月から11月にかけて、北京から上海、広州、瀋陽武漢、海口、桂林各地に向かうフライトでは、2種類の新メニュー(ビジネスクラスのスパイシー焼き魚とエコノミークラスの九宮ソース風白身魚のライス添え)を提供している。また、広東省掲陽発北京行きのフライトでも、2種類の新メニュー(ビジネスクラスの潮汕風味のガチョウ肉とエコノミークラスの潮汕達濠魚団子とひき肉インゲン豆のライス添え)を用意している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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