日台の経済交流が大幅増加、尖閣問題で中国からシフトも―台湾誌

Record China    2012年10月17日(水) 6時21分

拡大

15日、台湾に工場を設立する日本の企業が増加しており、その背景には尖閣問題もあるとみられている。写真は尖閣問題の記事を読む人。

(1 / 4 枚)

2012年10月15日、中国紙・参考消息(電子版)によると、台湾のオピニオン雑誌・遠見(Global Views Monthly)は、2011年ごろから台湾に工場を設立する日本企業が増加していると伝えた。

その他の写真

台湾経済部門の投資審議委員会の資料によると、2011年の日本の対台投資件数は過去20年間で最多の441件。今年上半期には投資額が1億9264万ドル(約154億円)に達し、投資件数でも2011年上半期と比べて22%も増加しており、日本企業の台湾への投資がさらに積極化し続けている。

台湾の今年1−5月の対日投資額も約2億7000万ドル(約216億円)と11%増加しており、日台双方の投資が活発となっているほか、日台間での企業招致活動も増加している。台湾の企業招致に日本が占める割合は3分の1を占め、日本の企業団が積極的に台湾を訪れている。

日台間の経済交流が活発化している背景には、中国との間で起きている尖閣問題の影響もあるとみられる。日本と中国の関係が悪化し、中国で反日感情が高まり、多くの日本企業が工場生産や経営に影響が生じたことで、発注先を台湾へ変えたり、工場を台湾へ移したりする動きがあるという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携