中国が外国の航空便乗り入れ制限を緩和、米国の圧力に反応か―仏メディア

Record China    2020年6月5日(金) 18時20分

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4日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国が米国による措置に反応する形で、外国航空会社による中国乗り入れの規制を緩和する措置を発表したと報じた。写真はロサンゼルス国際空港。

2020年6月4日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国が米国による措置に反応する形で、外国航空会社による中国乗り入れの規制を緩和する措置を発表したと報じた。

記事は、中国民間航空局の公式サイトが「8日より、第5期フライト計画に入っていない外国航空会社について、受け入れ能力のある都市を選択して毎週1便国際線を運航できるようにする」と発表したことを紹介。これにより、これまで停止していた外国キャリアによる中国路線の運航が再開されることになったものの、その数についてなおも大きな制約があると伝えた。

一方で、同一路線の乗客に対するPCR検査の結果が3週連続で陽性反応なしだった場合、運航が許可されている範囲内で週2便に増便することができるという規定も設けられたと説明。逆に、陽性の乗客が5人出た場合は1週間、10人出た場合は4週間の運航停止になると伝えた。

その上で、今回の中国民間航空局の措置について、米ロイターが「米政府による中国の航空会社の米国乗り入れ禁止措置へのポジティブな反応だ」との見解を示したことを紹介している。

米政府は3日、中国当局が米国の航空会社による中国乗り入れ再開の具体的なスケジュールを示していないとして、今月16日より中国の航空会社の米国乗り入れを禁止すると発表した。ロイターはこの措置について「米国の航空会社による米中路線の再開を求めるべく中国政府に圧力をかける狙いがある」と分析していた。(翻訳・編集/川尻

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