中国1-9月の輸出入額は22.28兆元 9.9%増加

人民網日本語版    2018年10月18日(木) 17時40分

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商務部(省)対外貿易司の責任者は17日、2018年第1-3四半期の対外貿易運営状況を説明した。税関のまとめた統計によると、同期の輸出入額は前年同期比9.9%増の22兆2800億元(1元は約16.2円)に上った。

商務部(省)対外貿易司の責任者は17日、2018年第1-3四半期の対外貿易運営状況を説明した。税関のまとめた統計によると、同期の輸出入額は前年同期比9.9%増の22兆2800億元(1元は約16.2円)に上った。このうち輸出は同6.5%増の11兆8600億元で、輸入は同14.1%増の10兆4200億元で、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆4400億元の黒字で、黒字額は同28.3%縮小した。中国新聞網が同部サイトの情報として伝えた。

同責任者は、「第1-3四半期の対外貿易は急速な伸びを達成し、構造が最適化を続け、原動力の転換が加速し、質と効率がさらに向上し、安定の中で好転する流れが一層確かなものとなり、対外貿易の高い品質の発展に向けた基礎が打ち立てられた」と述べた。

国際市場での事業展開をみると、従来型市場を着実に固めると同時に、新興市場への輸出が急増傾向を保ち、国際市場の最適化がさらに進んだ。このうち新興5カ国(BRICS)への輸出は同9.7%増加して輸出全体の平均増加率を3.2ポイント上回り、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国への輸出は同7.7%増加して平均を1.2ポイント上回った。

同責任者は、「国内の地域別事業展開をみると、中部地域と西部地域の輸出が合わせて同13.0%増の1兆9500億元で、国内全体の増加率を6.5ポイント上回り、全体に占める割合も0.9ポイント上昇して16.5%に達した。東部地域は同5.3%増の9兆9100億元で、83.5%を占めた。

商品構造をみると、電気機械製品の輸出が同7.8%増の6兆9100億元で、全体に占める割合は0.7ポイント増加して58.3%に達した。このうち集積回路は同22.1%増加、自動車・車体(シャーシ)は同16.2%増加、携帯電話・部品は同10.7%増加した。電気機械製品の付加価値がさらに高まって輸出単価が上昇し、コンピューター・部品は同9.6%上昇、集積回路は同12.2%上昇、電動機・発電機は同9.5%上昇した。衣類や玩具など7大労働集約型製品の輸出は同0.8%減の2兆2900億元だった。

対外貿易の経営主体別の輸出状況をみると、民間企業の輸出が同9.6%増の5兆6800億元で、全体に占める割合は1.4ポイント上昇して47.9%になり、輸出の経営主体トップの座を維持した。国有企業は同7.0%増の1兆2500億元で、外資系企業は同3.1%増の4兆9300億元だった。

貿易スタイル別にみると、一般貿易の輸出は同10.9%増の6兆7300億元で、全体に占める割合は2.3ポイント増加して56.8%になった。加工貿易は同1.9%増の3兆7500億元だった。

対外貿易の新業態をみると、発展のためのビジネス環境が持続的に改善され、越境EC、市場調達型貿易が2年続いた高度成長を土台に、今年も急速な伸びを維持し、対外貿易成長の新たな注目点になっている。7月24日には、国務院が北京をはじめとする22都市に越境EC総合試験区を新たに建設することを認可し、9月28日には、商務部が関係機関とともに浙江省などの6カ所の市場で調達型貿易のテスト事業第4弾をスタートし、今後は対外貿易の新業態がより広い範囲で発展するよう推進されることになり、対外貿易のモデル転換・バージョンアップを促進・推進する役割をさらに発揮する上でプラスになるといえる。

世界と比較すると、世界貿易機関(WTO)がこのほど発表した今年1-8月の主要エコノミーの輸出入データに基づけば、中国の輸出入増加率は米国、ドイツ、日本といった主要エコノミーを上回り、全体の平均増加率も上回っていることがわかる。(編集KS)

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