<ノーベル文学賞>選考には政治的要素も、中国人作家の10年以内の受賞はない―中国評論家

Record China    2012年10月11日(木) 17時29分

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10日、中国の著名作家、莫言氏が今年のノーベル文学賞の有力候補として中国全土の期待を集める中、中国の大物評論家が「受賞の可能性は低い」との見方を示している。写真は莫氏。

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2012年10月10日、中国の著名作家、莫言(モー・イエン)氏が今年のノーベル文学賞の有力候補として中国全土の期待を集める中、中国の大物評論家が「受賞の可能性は低い」との見方を示している。中国新聞社が伝えた。

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今年のブックメーカー(賭け屋)の予想オッズで、英国のラドブロークスが村上春樹氏を1位に、スウェーデンのウニベットが莫氏を1位にしたことで、中国では各メディアが「ノーベル文学賞は村上氏と莫氏の一騎打ち」と取り上げるようになり、例年にない盛り上がりを見せている。

そんな中、中国の評論家、白[火華](バイ・イエ)氏は「可能性はかなり低い」と否定的な見方をしている。「ここ数年の傾向からみて、この賞は文学だけでなく、思想や政治など総合的な要素が加味されている。中国の作家が10年以内に受賞することは難しい」とバッサリ。「中国の文学界では誰もが口をそろえて受賞はあり得ないと言っている。文学をあまり理解していない人が騒いでいる。マスコミがブームを作っているだけ」と一蹴した。

白氏は「中国はさらに多くの翻訳作品を世に送り出し、自国の作家や作品を海外に知ってもらう時間が必要」と冷静だ。「莫氏が賞を取れなくても、それは彼のレベルが低いのではなく、中国の作家や文化を西側がどう受け止めるかという問題。海外の専門家や学者に中国文学をもっと深く理解してもらえば、受賞の可能性も高まるだろう」と述べた。

白氏は中国政府系のシンクタンク、中国社会科学院文学研究所の研究員、中国文学年鑑の副編集長、中国社会科学院研究生院(大学院)教授などの肩書を持つ。(翻訳・編集/NN)

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