川面に渦巻く大量の泡=地下鉄工事で地中に潤滑剤、川底のメタンが噴出―浙江省

Record China    2018年10月19日(金) 22時0分

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浙江省杭州市で17日午後3時半ごろ、市内を流れる銭塘江の川面に、渦巻く大量の泡が浮かび上がった。当局は同日午後8時ごろ、地下鉄工事のために地中に潤滑剤を注入したところ、たまっていたメタンが噴出したと説明した。

浙江省杭州市で17日午後3時半ごろ、市内を流れる銭塘江の川面に、渦巻く大量の泡が浮かび上がった。当局は同日午後8時ごろ、地下鉄工事のために地中に潤滑剤を注入したところ、たまっていたメタンが噴出したと説明した。地元メディアの浙江24小時などが報じた。

泡の勢いは激しく、水面が大きく波だった。泡の噴出場所は直径1メートルほどだったが、細かい泡は直径100メートル以上にまで広がった。泡の勢いのために水の渦も出来た。細かい泡の場所近くまでボートで近づいた水上警察の警察官によると、泡の激しい噴出は20分程度続いた。

泡が噴出した場所は、杭州市地下鉄5号線のトンネル工事が進められている場所の上方だった。そのため、「トンネルが浸水した」との噂が出たが、杭州市地鉄集団は「5号線の施工はすべて正常」として、事故説を否定した。

市当局は午後8時ごろ、トンネル工事のために地中に潤滑材を注入した影響だったと発表した。トンネル工事はシールド工法という、トンネルの直径分の大きさの円筒状の切り刃を地中で進めていく方式を採用しているが、地中に発砲潤滑剤を注入したところ、大量に溜まっていたメタンガスが上方に噴出したという。

当局は、注入した発泡潤滑剤は少量で、環境面にも問題がないものと説明した。(翻訳・編集/如月隼人

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