「日本には100年企業が多く、中国は10年も続かない」=経済専門家の分析に中国ネットで反響

Record China    2018年10月18日(木) 8時20分

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16日、中国の動画アプリ・梨視頻の微博アカウントは、中国の経済専門家が、日本と違って中国には100年続く企業が少ない理由について語る講演の動画を紹介した。

2018年10月16日、新浪財経の微博(ウェイボー)アカウントによると、中国の経済専門家が日本の100年企業(100年続く企業)の多さに感嘆する一方、中国では10年続けることも難しいと発言した。

このほど行われた「日本に中国の匠(たくみ)の精神を見せよう」と題するイベントの中で、金融研究院院長で主席経済学者の管清友(グワン・チンヨウ)氏は、日本の100年企業の多さに感嘆しつつ、「中国では100年と言わず10年続けることも、ほとんどの創業者や企業家にはできないこと」とし、「環境がそうするのを許さず、あるいは自分の中の勢いよく進もうとする心がそうさせないのかもしれない。中国は産業構造が急激に変化しており、経済が急成長している中でさまざまなチャンスがあるからだ」と指摘。日本と中国とでは環境が異なることを強調した。

さらに、「日本の匠の企業の融資方法というのはよく知らないが、何年も続けることができるというのは、資本と企業の関係が良好で調和が取れているからだと思う。あるいは資本よりも企業を重視しているとも言える。中国の今の環境では資本が極めて優勢だ」と違いを分析した。

これに対し、中国のネットユーザーからは「(企業は)長生きしたくないのではなく、長生きできないんだよ」「中国では、社会の変化が100年続けることを許さない」などの意見が寄せられた。また、「これが私が日本を気に入っている重要な理由。何世代も心血を注いでこそ長く経営できる」「中国人は気持ちが浮ついていて、すぐに利益を得たがるから」と指摘する声がある一方、「(日本は)100年以内に内戦や革命がなかったというだけで、匠の精神とは関係がない」「中国には10年以上続く企業は少なくない」と反論するコメントも見られた。(翻訳・編集/山中)

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