米軍の調査船が高雄港に寄港、台湾メディアが「米軍艦船寄港」と報じ、当局が火消し―中国メディア

Record China    2018年10月17日(水) 15時40分

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16日、環球網は、米軍の調査船が高雄港に寄港した際、台湾メディアが「米軍艦船寄港」と報じたため、台湾国防部が火消しに追われたと伝えた。写真は高雄。

2018年10月16日、環球網は、米軍の調査船が高雄港に寄港した際、台湾メディアが「米軍艦船寄港」と報じたため、台湾国防部が火消しに追われたと伝えた。

記事は、16日に自由時報が、「このナイーブな時期に!米海軍の艦船が高雄港に寄港」との見出しで報じたことを紹介。台湾の元海軍で新江の艦長だった呂礼詩(リュー・リーシー)氏は、「米海軍海事技術本部の海洋調査船『トーマス』が、現在高雄港の9号埠頭に停泊している。オーストラリアのフリーマントル港へ行く途中の補給である。南下してフィリピンへ向かうこともできたが、高雄を選択して寄港した。この象徴的な意義は注目に値する」と語ったという。

環球網は、「この自由時報の報道が台湾のSNS上で台湾独立を支持するネットユーザーの心を大いに奮い立たせた」と報じた。中には、中国の駐米公使である李克新(リー・カーシン)氏がかつて、「米国の軍艦が高雄に来る日は、人民解放軍が台湾を武力統一するときだ」と述べたことを持ち出し、「中国大陸の反応を待とう」というユーザーまで現れたと紹介している。

一方で、「台湾メディアの中時電子報がこの『米国艦船』は初めて台湾に寄港したわけではなく、今年だけで4回目の寄港であることを指摘した」と紹介。台湾国防部も16日午後に、「これは台湾大学大気科学科の科学研究協力であって、軍とは何の関係もない」と発表したと伝えた。環球網はこれを「火消し」と表現している。(翻訳・編集/山中)

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