温家宝首相、首脳会談による日中関係の強化を示唆

Record China    2007年3月17日(土) 1時55分

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2007年3月16日、中国の温家宝首相は記者会見を行い、安倍首相との首脳会談を通して日中関係の強化を図っていく考えを示した。

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2007年3月16日、中国の温家宝首相は第10回全国人民代表大会5回会議の記者会見を行った。

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首相は、NHKによる日中関係や拉致問題についての質問に、「日中は一衣帯水の隣国。日中両国政府の協力により、私たちはすでに両国の関係に影響する政治問題のコンセンサスを完成させている。去年の10月の安倍首相の訪中が氷を砕いたとすれば、私の4月の日本訪問は氷を解かすものになるだろう」と述べた。

また温家宝首相は、安倍首相との間で日中の戦略的互恵関係を具体化したい考えも表明。「両国がともに経済協力システムを構築し、科学技術方面での教育交流、特に青少年の交流を促進したい」として、日中の交流を深める考えを示した。温首相は首脳会談を通じて日中関係が長期的に安定するように図っていきたいと表明している。

また、温首相は、北朝鮮の日本人拉致事件に対しては同情と理解を示した。その一方で、これは日本と北朝鮮の間の問題であり、両国の交渉を通して解決できるはずだとコメントした。(編集・佐々木康弘)

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