「彼らは韓国人である前に人」、中国メディアが心無い声に喝!

Record China    2018年10月17日(水) 12時0分

拡大

16日、新浪体育は、ヒマラヤ山脈にあるグルジャ山登頂を目指していた韓国の登山隊一行が遭難した事故に対し、中国国内から心無い声が出ていると報じた。資料写真。

2018年10月16日、新浪体育は、ヒマラヤ山脈にあるグルジャ山登頂を目指していた韓国の登山隊一行が遭難した事故に対し、中国国内から心無い声が出ていると報じた。

記事によれば、韓国の登山家5人とネパール人ガイド4人からなる登山隊は、新たな登山ルート開拓を目的に9月にクルジャ山を登り始めた。しかし10月12日、突然の暴風雪が海抜3500メートルにあったベースキャンプを襲い隊員は行方不明となった。13日から14日にかけて行われたネパール当局による捜索で続々と遺体が発見された。1人を除く全ての遺体がベースキャンプを離れて谷に転落していたことから、強風で吹き飛ばされたとみられる。

遭難した韓国登山隊のリーダーは著名な登山家のキム・チャンホ氏で、2005年には8000メートル級のナンガ・パルバット登頂に成功し、ヒマラヤにある14の8000メートル級高山の無酸素登頂を7年10か月6日で達成する世界最短記録を作った。キム氏のチームは環境保護意識が高いことでも知られており、今回の登山でも途中で生じた廃棄物を山に残すようなことは一度もなかったという。

記事はこの事故に対して中国国内から多くの哀悼や敬意を示す声が出る一方で、韓国人であることを理由に心無いコメントを残す人もいたと指摘。その上で「このチームは高いレベルと品性を持つ韓国人の集団で、自然に対する畏敬の念を持ちつつ、これに挑もうとした最も尊敬するに値する人たちだ。未知の前に恐れず行動する勇気だけでも、人類にとってこの上ない宝物だ」と指摘した。

そして、「韓国という2文字を見ただけで罵声を浴びせるなど、愛国ではない。この状況は日本で地震が発生した時にも見られた。狭量で一面的、かつ時代遅れな認識が、われわれの社会に残っているのだ。各個人は成長するうえで国情や環境の影響を受けるが、国籍はその個人を評価する基準ではない。心無い罵声を浴びせてよい理由にもならない。遭難した一行は韓国人である前に人なのだ」と論じている。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携