大成功の平昌五輪、韓国内では合唱団をめぐる対立が激化=ネットからも怒りの声

Record China    2018年10月18日(木) 12時0分

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16日、韓国・アジア経済は「五輪は終わったけれど…訴訟戦に発展した“レインボー合唱団”事件」と題する記事を報じた。写真は平昌五輪。

2018年10月16日、韓国・アジア経済は「五輪は終わったけれど…訴訟戦に発展した“レインボー合唱団”事件」と題する記事を報じた。

少なくとも5500万ドル(約62億2900万円)の黒字を出し、大成功を収めたといわれる平昌(ピョンチャン)五輪・パラリンピック。しかし記事では、五輪開会式の国歌斉唱で全世界に感動を与えた韓国初の多文化合唱団「レインボー合唱団」をめぐる事件が「数千万ウォン(数百万円)台の訴訟に発展する事態になっている」と伝えている。

法曹界によると、同合唱団を運営する韓国多文化センターは、今年3月にある地上波放送で「五輪組織委員会から子どもの出演料や各種支援金が支給されたにもかかわらず、合唱団側は不当な五輪参加費各30万ウォン(約3万円)を要求し、五輪組織委員会から支給されたダウンジャケットも奪った」という趣旨のインタビューをした保護者4人を相手に、6000万ウォンの損害賠償訴訟を起こした。合唱団側は、当時の報道に使われた映像を無断で撮影した放送局と他の保護者に対しても4000万ウォン台の訴訟を進行中という。

一方、合唱団側は「30万ウォンは五輪参加トレーニング期間中、別途で自主トレーニングにかかった費用」と反論し、「五輪組織委員会からは五輪期間の11泊12日間過ごす費用として500万ウォンの支援を受けただけ」と釈明。ダウンジャケット返却をめぐる問題については「子どもはすぐ成長するため、合唱団で保管すればより長く着られるので回収することにした。(保護者らも)十分に共感してくれた」と説明しているという。

なお、 レインボー合唱団は2009年に創設され、昨年には韓国カトリック教からの招請でバチカンのサン・ピエトロ大聖堂で公演するなど、民間外交使節団の役割も果たしてきた。しかし波紋を呼んで以降、今年3月21日から無期限で活動を停止している。

これを受け、韓国のネット上では「最初募集する時からお金を徴収するって説明すべきだった。大会が近づいてからいきなりそんなこと言われたら腹が立つ。それに、ダウンジャケットと子どもの成長に何の関係があるの?そもそも子どもにあげたものでしょ」「クリアにすべき。汚い行政で子どもたちは心を痛めてる」「民間使節団?結局は多文化家庭のお金で運営する個人事業者じゃん」など合唱団への厳しいコメントが続出している。

身内が参加していたというユーザーは「姪っ子が合唱団にいたけど、お金は事実でダウンジャケットは問題になるや返却している。五輪の公演以外の他の公演も参加費を出したと聞いている。なくすべき団体だし、今後別の名義で活動する可能性もあるから注視すべき」と伝えている。(翻訳・編集/松村)

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