2018年10月14日、澎湃新聞によると、韓国で13～17年に実施された私立幼稚園を対象とする調査で、1878園で補助金流用があったことが分かった。その額は計269億ウォン（約26億円）に上る。

13年以降、韓国政府は私立幼稚園に毎年2兆ウォン（約2000億円）の補助金を支払っている。しかし、京畿道華城市の幼稚園では園長が飲食費や高級車、成人グッズ購入に充てていたことが発覚。他の園でも高級バッグの購入やカラオケ店利用、マンション管理費の支払いなどが明らかになった。

この資料を公表した与党議員は「氷山の一角にすぎない」と話し、問題に関する調査を続ける考えを表明している。名の挙がった幼稚園に子どもを通わせる保護者からは「学費は他の園より高いが、園長は教育の質の違いを強調していた」と憤りの声が上がっており、韓国大統領府ホームページの国民請願掲示板に寄せられた「問題の幼稚園に厳罰を」との投稿は1日で2000人以上の賛同者を集めた。（翻訳・編集/野谷）