中国語も英語もダメな日本人男性、旅券と財布失くし駅で1カ月野宿、市民が3食差し入れ―福建省福州市

Record China    2012年10月8日(月) 10時0分

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6日、中国福建省の福州市で、パスポートと財布を失くした40代の日本人男性が1カ月近くの間、駅で寝泊まりしていたことが分かった。その間、近くの市民らが三食の世話などをして男性を助けていたという。

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2012年10月6日、中国福建省の福州市で、パスポートと財布を失くした40代の日本人男性が1カ月近くの間、駅で寝泊まりしていたことが分かった。その間、近くの市民らが三食の世話などをして男性を助けていたという。7日付で海峡都市報が伝えた。

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男性は3カ月前、兵庫県明石市から1人で中国に遊びに来ていた。上海蘇州を回り、福州の福清市に住む日本人の友人の元に滞在していたが、友人が一時帰国してしまったため、1人で観光しようと列車に乗って福州駅までやって来た。ところが、福州駅に到着した途端、パスポートと財布がないことに気付く。だが、中国語も英語も話せないため、助けを求めることもできず、そのまま動けなくなった。

1カ月近くの間、駅で寝泊まりしていた男性を近所の人々が助けていた。毎日3度の食事のほか、防寒着なども提供されていたという。6日、市民の張(ジャン)さんが「この日本人男性を助けてほしい」と同紙に通報、同紙記者の日本語の分かる友人の助けを得て、ようやく事情が判明した。

男性は「福州の方々はとても親切で、たくさん食べ物などをいただいた。ここ数日、急に寒くなってきたので防寒着を持ってきてくれる人もいた」と話している。記者が早速、福州市出入境管理処に男性を連れて行き、帰国の手続きを行うという。(翻訳・編集/NN)

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