韓国の美術館でまた「偽作」騒動=ネットから非難の声「偽物と本物の区別もできない?」「全部調査すべき」

Record China    2018年10月15日(月) 11時50分

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11日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の国立現代美術館が所蔵する画家・李聖子の絵画「隠された木の記憶」が偽作だったことが判明した。同美術館は同作を15年間も所属していたという。写真は韓国の国立現代美術館。

2018年10月11日、韓国・朝鮮日報によると、韓国の国立現代美術館が所蔵する画家・李聖子(イ・ソンジャ、1918~2009)の絵画「隠された木の記憶」が偽作だったことが判明した。同美術館は同作を15年間も所属していたという。

記事によると、偽作疑惑を提起したのは、李聖子生誕100年の展示を準備していた学芸研究員。今年2月に専門家会議(4人)を経て、同美術館側が偽作との最終結論を下したという。この事実は、自由韓国党の金在原(キム・ジェウォン)議員室からの資料要請により明らかとなった。同美術館は同作を2003年にソウルオークションを通じて3770万ウォン(約377万円)で購入し、12年に1度展示していた。

また記事は「画家の遺族が12年から偽作疑惑を提起するも、真相調査が行われなかったという主張も出た」とも伝えている。

同美術館は「製作・流通関連捜査を依頼し、競売会社に対する損害賠償を要求中」と明らかにしている。

これを受け、韓国のネット上では「韓国の鑑定士は偽物と本物の区別もできないのか」「12年に親族側が言ってたのに今になって?。ありえない美術館」「あんなゴミを買って保管するために国民の血税を無駄遣いしたの?。関係者をみんな懲戒して」など美術館への非難の声が相次いでいる。

かつても同様のことがあったようで、「故チョン・ギョンジャ画伯の『美人画』も本人が偽作と主張したのに、本物と判決してしまう国」「一度や二度のことじゃない。こうなったら全ての作品を調査すべき」と寄せるユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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