中国経済最大の弱点とは?―英紙

Record China    2018年10月13日(土) 8時20分

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11日、米華字メディア・多維新聞によると、英紙フィナンシャル・タイムズが独自の視点から中国の経済と農村を観察し、中国最大の弱点について伝えた。資料写真。

2018年10月11日、米華字メディア・多維新聞によると、英紙フィナンシャル・タイムズが独自の視点から中国の経済と農村を観察し、中国最大の弱点について伝えた。

記事は、「中国の経済は今や大きな成功を収めているが、人口の60%を占めるのは農民と出稼ぎ農民であることに思いが至る人は多くない。彼らはややもすれば底辺の人間のレッテルを貼られて市民の枠から外され、それは農業、農村、農民のある弱い立場を反映している」とした。そして、「体の大きい巨人のようだが、泥で汚れた足で立っている」と中国の実情を表現し、三農問題こそが中国モデルの最大の弱点になっていると指摘した。

まず挙げたのは農業問題で、「中国の農業は、高生産コスト、低生産性、補助金への依存、農村と農業の近代化の遅れ、生態環境の悪化などの問題に直面している」と述べた。

2つ目は「中国の農家の平均収入が都市部と比べてはるかに低く、農村は活力が失われている。また、人口が高齢者・幼児・病人・障がい者・女性および数千万にも上る留守児童により構成されている」という農民問題について。

3つ目は「中国の農家は、その土地の住民であれば土地を取得できる。農家がやる気を持って農業にとどまらなくても追い出される心配はないため、有能な農家が経営規模を拡大することができず、豊かになることができない」という農村問題についてだ。

記事は、上記の三農問題を踏まえ、「制度的な中央政府による計画経済体制と市場体制の共存に加えて、生産要素市場がまだ十分に成長しきっていないことが中国の弱点の原因である」との見方を示したという。(翻訳・編集/南部)

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