海自の最新鋭潜水艦「おうりゅう」、新型電池搭載で戦闘力強化、中国メディア「鬼に金棒」と警戒

配信日時:2018年10月13日(土) 20時20分
海自の最新鋭潜水艦「おうりゅう」、中国メディア「鬼に金棒」と警戒
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海上自衛隊の最新鋭潜水艦「おうりゅう」に中国メディアが注目した。世界初のリチウムイオン電池技術を搭載したことで水中での活動時間が大幅に延び、戦闘力も強化されるため、「鬼に金棒だ」と警戒を示した。
中国メディアが海上自衛隊の最新鋭潜水艦「おうりゅう」に注目している。4日に進水したばかりの「おうりゅう」は世界初のリチウムイオン電池技術を搭載した通常動力型潜水艦。水中での活動時間が大幅に延び、戦闘力も強化されるため、「まさに鬼に金棒だ」と警戒を示した。

「おうりゅう」はそうりゅう型潜水艦の11番艦で、全長84メートル、幅9.1メートル、深さ10.3メートル、基準排水量2950トン。水中速度は約20ノットで水中での持続力や速力向上を図るため、電気自動車などに使われるリチウムイオン電池を世界で初めて装備したほか、ステルス性能もある。建造費は約660億円。今後、内装工事などをして、2020年3月、海自に引き渡される予定だ。

中国網はディーゼルエンジンを使う通常動力型潜水艦についてまず、「水中を潜航中に電池が提供するエネルギーが不可欠となる。各国の潜水艦はこれまで、成熟した安定的な鉛酸電池を採用しているが、その潜在力はすでに完全に掘り起こされており、一層の改善は困難」と説明。「おうりゅう」のリチウムイオン電池に着目し、「同じ大きさであれば、蓄電量は鉛酸電池の2倍以上で、かつ技術の発展により改善を続けることができる」と指摘した。

さらに「活動半径と潜航時間を大幅に拡大でき、水中で速やかに戦場に駆けつけることができる」などと説明。さらに英国の軍事専門誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」(電子版)の記事を引用し、「おうりゅうは極めて高い作戦能力を持つ。新型電池の搭載により、水中での活動時間が大幅に延長される。まさに鬼に金棒だ」と伝えた。

海軍出身の著名な軍事専門家・張召忠氏は中国版ツイッター「微博」を通じて、「おうりゅう」を取り上げた。張氏は「従来の鉛蓄電池に代わり、リチウムイオン電池を採用している。これは潜水艦技術において画期的な革命だ」「従来の鉛蓄電池は人1人ほどの高さであり、充電に時間がかかる割に電力が十分でなく、(長時間にわたり)水面に浮上して充電しなければならなかったからだ」などと解説した。

張氏は「おうりゅうは酸素を必要としないスターリングエンジンを採用する。いわゆる非大気依存(AIP)動力で、水中で2週間連続して作業することが可能になり、電池の体積や重さが明らかに小さくなった一方でエネルギー密度は数倍になり、電池容量は3倍以上に増加した」と追記。「原子力潜水艦に匹敵するスペックになり、艦内の空間増加と情報化レベルの向上を実現した」と評価した。(編集/日向)
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