2018年10月11日、環球時報（電子版）によると、韓国SBSテレビは、トランプ米大統領が9日、在韓米軍に配備されている高高度防衛ミサイル（THAAD）の撤収を命じていたと伝えた。米中間選挙に向けてアイオワ州で開かれた共和党大会で認めたもので「（韓国を守るのに）10億ドル（約1121億6000万円）を出したくない」と不満を示した。

記事によると、トランプ氏は撤収の具体的な時期には言及しなかった。米軍関係者に、THAAD配備にかかる費用について「誰がいくら出しているんだ？」と質問。10億ドルであることが分かると、驚きの声を上げ「すぐにでも撤収させるべきだ」と語ったという。これに対し、その場にいた複数の米軍幹部は口ぐちに反対を表明。韓国との合意の上の配備だと聞いても、トランプ氏は「私は気にしない」と何度も強調したという。（編集・翻訳/大宮）