習主席の北朝鮮訪問、「新冷戦時代」の幕開けか?―米華字メディア

Record China    2018年10月11日(木) 6時10分

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9日、米華字メディア・多維新聞は、中国の習近平国家主席の北朝鮮訪問について、「新冷戦時代の幕開け」との指摘が出ていると報じた。資料写真。

2018年10月9日、米華字メディア・多維新聞は、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の北朝鮮訪問について、「新冷戦時代の幕開け」との指摘が出ていると報じた。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、習主席の訪朝が近く実現との見通しを示した。記事によると、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「米中の矛盾が拡大し続ける中、習主席の訪朝決定は中国がさらに強硬な対米政策に出る前触れとの見方がある」と説明。「習主席は北朝鮮建国70周年の軍事パレードに出席しなかった。米国に一定の誠意を見せたが現在は状況が異なる」とした上で、「米中はある程度において『新冷戦』の幕を開くだろう」と伝えた。

一方、韓国紙・中央日報は、習主席が中国を訪れたポンペオ米国務長官と会わなかったことを「米中貿易戦争を原因とする両国の『気勢対決』を中国が正視し始めた」などと報じたという。

ただ、こうした見方とは異なる意見もあり、韓国・東国大学の北朝鮮専門家は「習主席の訪朝は非核化の促進」「過去の日米韓と中露朝の冷戦構造は北の非核化によってゆっくりと解体してきた。こうした基礎の上に北東アジアの新秩序が築かれる」と認識。聯合ニュースは「ポンペオ長官の訪朝で米朝交渉のこう着は緩和された。南北関係は改善し、2回目の米朝首脳会談も近く開かれる。一連の出来事は習主席が訪朝する上での障害を取り除いた」と指摘したそうだ。(翻訳・編集/野谷

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