インド軍は南シナ海での日本の行動には参加しない―露メディア

Record China    2018年10月10日(水) 18時20分

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9日、環球時報は、ロシアメディアの報道を引用し、インド軍は南シナ海での日本の行動には参加しないとの見方を伝えた。

2018年10月9日、環球時報は、ロシアメディアの報道を引用し、インド軍は南シナ海での日本の行動には参加しないとの見方を伝えた。

記事によると、ロシアメディアは「5年の時を経て日本とインドは、インドの海域において双方による海上訓練(JIMEX18)を再開した」と伝えた。そして、「8日間にわたる訓練で、これには対潜水艦訓練、船舶臨検(VBSS)訓練、射撃訓練、ヘリコプター降下、対潜水艦または防空脅威という状況における連携が含まれる」と伝えた。

記事は「インド海軍は、『5年の時を経たJIMEX18は日印の防衛関係強化を象徴するもので、両国政府は密接な協力を継続する』としており、ルールに従った秩序に基づき、公的領域の安全と保障を強化する」と伝えた。

これについて、ニューデリー国防研究と分析研究所の研究員であるAbhay K Singh氏は、「私は今回の訓練が5年ぶりとなったことを心配はしていない。両国は、マラバールの海域の合同訓練でよく接触しているからだ。しかし、今回の訓練は日本がインド洋において行動を開始しようとしていることを示すものとなっていると言える。日本は海上交通ラインの安全確保の必要に迫られているからだ」と見方を示したという。

記事は、「専門家は、日本とインドはベトナムが南シナ海において中国の海上力に対抗することに共同で支持すると見ている」と紹介。今週の月曜日には、日本とベトナムが南シナ海の平和保障の面で共通の認識に達しており、「自由で開かれたインド太平洋戦略の実現を決定しているが、これには南シナ海も含まれる」と伝えた。

しかし記事は、「今のところ、インド政府の政策は、海上自衛隊による南シナ海での巡航などにインド海軍が加わることはないというものだ」と紹介。Singh氏も、「当面、インドが南シナ海で日本と何らかの連携行動をとるとは考えていない。インド政府の最近の政策がこの点を示している」との見方を示した。(翻訳・編集/山中)

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