中国が領土問題で、これまでの謙虚さを捨て強硬姿勢に転じたのには理由がある―マレーシア華字紙

Record China    2012年10月4日(木) 6時10分

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2日、マレーシア華字メディアは、日中間で懸案となっている尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有問題について、米国が日本の黒幕として暗躍したことで中国を無理やり強硬姿勢に転じさせたとする記事を掲載した。資料写真。

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2012年10月2日、マレーシア華字紙・南洋商報のニュースサイト・南洋網によれば、中国の著名なブロガー・張敬偉(ジャン・ジンウェイ)氏が日中間で懸案となっている尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有問題について、米国が日本の黒幕として暗躍したことで中国を無理やり強硬姿勢に転じさせたとする記事を掲載した。

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日増しに緊張が高まる尖閣諸島や南シナ海における領有権問題で、中国政府は日本やフィリピンなどに対して強硬な姿勢をとるようになってきた。その原因は中国国内の民意という後押しのほかに、中国がそうせざるを得ない状況に追い込まれている一面があると、張氏は指摘する。

アジア回帰路線を打ち出した米国の介入により、それなりに安定していた同海域の情勢が急変。米国がソフト・パワーとハード・パワーを統合した新しい外交政策「スマートパワー」を駆使して中国をけん制する構図をアジアで推進することにより、米国が表面に出ずとも、各国が米国の威光を借りて中国に強い姿勢をとるようになったからだ。張氏は、中国はそれに対応しなければならない状況に追い込まれたとしている。

張氏はまた、尖閣問題において米国は大きなミスを犯したと指摘。中国外交はすでにこれまでの謙虚さを捨て、強硬姿勢に転じている。米国のアジア回帰は中国をライバル国と認めたことの表れかもしれないが、それによって中国は海洋大国にならざるを得なかった。張氏は、この結果は米国にとって最大の皮肉な出来事だろうとしている。(翻訳・編集/岡田)

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